秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

正行寺 輪形地蔵。

2013年04月29日 09時07分14秒 | 京都非観光迷所案内

 別名「猿寺」と呼ばれる「正行院」ですが、いつかそのうち訪ねよう
と思っていたけど、なかなか機会がありませんでした。

 

交通の不便な場所じゃないんですけどね。いや便利すぎるくらいです。
京都駅の近所ですから。いつでもいけるし、またいつか、と思ってました。

で、TV見てたら塾のセンセが「今でしょ!!」なんて言うもんだから、つい
探索してしまった・・・。(このネタも旬を過ぎてしまった感もあるけど)

冗談はサテおき、お寺の縁起には動物が関わっている話がけっこうあり
ますよね。猿もときおり登場します。正行院の縁起はアンダーラインを
クリックしてください。(ここまでくると手抜きの弁明もしなくなってます。)

  

ちょっとだけ補足。 浄土宗捨世派は法然上人の正方を守るという志で浄土宗
の中でも地味なんだそうです。江戸時代になって浄土宗でも朱や紫の衣を着る
ようになったけど、この派は茶や鼠色しか着ない、とあります。

寺は伏見城の廃材で建てたとか。開基の円誉上人は鉦や木魚の代わりに石
を叩いて拍子をとられたといいます。さすが捨世派。

うかつなことに、輪形地蔵と正行院が同じ場所だとは思わなかった・・・。



   ま、「うかつ」、「うろおぼえ」はいつものコトですけどね。
    
掘り起こされた当初は、その場所に地蔵堂が建てられていたそうですが、堂は明治5年に
廃され、そのときに正行院に引越しされたそうです。(地蔵堂が建てられたのは昭和8年) 

輪形とは、そう「車石」のことです。このブログでも2度(だったっけ)ほど取り上げて
います。なんせ13キロにわたり敷き延べられた車石です。 フトドキ物が、打ち捨て
られているお地蔵さんを拾ってきて、小銭稼ぎをしたのでしょうか?

   
   三タビ登場「車石」

  

京都を代表する2大ラーメン店の本店は、この寺のすぐそばです。


そうか、オバマさんはここに居るんだ。

若いころ、このホテルがずっと求人募集してたのを覚えています。理由は
聞いたけど、忘れちまった・・。(て、コトにしときます)