昔の夏は良かった

2024-09-09 07:53:20 | Weblog
先週はようやく朝の気温が25℃を下回るようになって、汗を拭き拭き通勤することも無くなり、ずいぶんと楽になった。
夜寝る時もエアコンのお世話にならなくてもよくなった。
今週はまた熱帯夜に逆戻りのようではあるが、暑すぎる夏もやっと終わりの気配を見せるようになった。



昔は夏が好きだった。
夏休みがあって、世界はエネルギーに満ち溢れ、青空に輝く白い雲の下、はちゃけて遊び回る季節だった。
だから夏の終わりは寂しかった。
それが今年は夏が終わってホッとしている。
そんな自分がなんか淋しい。



寒いのは苦手で、風邪をひかないよう服装に注意しないといけない。
比べて夏はいい。
シャツ一枚で、なんなら裸でも、冷房がキツくなければ風邪をひく心配はない。
自分にとって健康でいるのに手間のかからない季節だった。



だから暑さには強いつもりだった。
しかしここ数年の暑さは尋常でなく、気温が身体に害を及ぼすようになってしまった。
昔は30℃を超えたら暑い日だった。
それでも元気に遊んでいた。
だから別に暑さに弱くなったわけではない。
今の暑さがおかしいのだ。
そう慰めることにした。



アウトドアで遊ぶのはとうとうギブアップ。
テニスもたくさんサボってしまった。
覚えつつあったスイングのコツをもう一度思い出さねばならない。
涼しくなって、体温が上がるのを気にせず、ヘトヘトになるまでテニスできる日が早くきて欲しい。




思うところの多い旅だった

2024-09-07 18:12:28 | その他旅行き
これにて今回の南信州の旅も終わり。
松本から名古屋までは特急「しなの」に乗車。
しなのは運休しない事を確認済み。
運休するかどうかの判断基準はなんだったんだろう。
豊橋は地震の危険地帯に入るが、名古屋は入らないのだろうか。

<松本駅にて、あずさ号>


帰りの道中で記事にできるような出来事は特になし。
いつもの帰り道と同じく、ほぼほぼ眠っていた。
名古屋駅で新幹線に乗り換える時、ホームでの待ち時間がこの旅で一番暑かったことを覚えている。

<名古屋駅>


何度も書くが、旅先としてよく信州を選んできたのに、まだまだ行ったことのない観光地はあるんだなと気付かされた。
昔は今と違って同じ場所にばかり訪れていたからなあ。
旅の目的も歳を経るとともに変化してきていることに改めて思い至る。
涼しくていい所だから、これからも旅先候補として、行ったことのない隙間の場所を探して訪れたいものだ。

<京都駅到着直前>


今回の旅は体調面でもいろいろ考えさせられた。
昨年の仙丈ヶ岳登山の時も軽い高山病だと思うが気分が悪くなった。
これまで旅先で体調が悪くなるなんてことはほとんどなかったのに。
旅先で体調が悪くなると、この後どういう事態になるのだろう、家に帰れるのだろうか、ととても心配になる。
日頃から健康に気をかけ、旅の予定を立てる時も無理のない日程を組むよう注意していかないとダメなお年頃になったということか。
旅行は好きだから、永く出かけられるよう体調に心配らねば。


アップルパイと戦う

2024-09-05 06:22:04 | その他旅行き
旅はこの日で終わり。
松本駅に向かいつつお昼を食べるお店を探すが通り道に空いてる蕎麦屋はなく、結局駅そばで簡単に済ませてしまった。
帰りの電車まで時間ができたので、連れの気になるアップルパイの店に行くことになった。
駅まで帰って来ていたが、またなわて通りの方に戻ることになり、事前に店の場所を知っておけば良かったと後悔。
まあ、時間はたっぷりある。



お店は女鳥羽川の横にあるビルの5階。
エレベーターに乗る段になって、スマホで場所を調べていた連れが今日はお休みかもしれないと言い出す。
月・火・水曜 定休日とあるらしい。
暑い中往復したのに時間と体力を無駄にするのかと暗い気分になりかけたが、店の前に行くと営業していることが分かりホッとした。
月曜日だったが祝日なので営業したのだろう。



ショーケースには三種類くらいパイが置いてあり、一番オーソドックスなアップルパイとアイスティを注文し、角の席で涼みながら待った。
まずアイスティがやってきて、成分が抽出されるのを待ち、氷入りのグラスに注ぐ。
とても美味しい紅茶だった。
そしてパイがやってきた。
持ってきてくれたパイを見て、思わず「うわ、食べ切れるかな」と口をついてしまった。
大きなお皿に長辺18cmくらいある三角形が乗っていた。
さっきサンプルを見たくせにその厚みに驚く。
パイ生地の間にこれでもかというくらいリンゴの蜜煮が詰まっていた。
持ってきてくれたお姉さんは、「意外とペロリといけますよ」とおっしゃるが、さっき食べた駅そばのかき揚げが胃を占拠している。
甘いものは別腹と言うが、この量は無理ではないかと血の気が引いた。



勝ち目の無い戦いに赴く気分で、いざ。
フォークを入れるとパイの膜がしっかりしていて、すんなり切れず中のリンゴがむにゅっと溢れ出た。
バターたっぷりでパリッと砕けるものと想像していたが、全然脂っぽくなくナイフが欲しい。
口に入れるとほんのり温かく、リンゴの蜜煮は甘くなかった。
いや甘いのだがリンゴの自然な酸味が主体で甘味は後ろに控えている感じ。



もっと脂っぽく甘ったるいイメージがあったので、量を食べるのはしんどいなと思ったのだが、これだけさっぱりしていれば大丈夫そうだ。
戦況好転。
アイスクリームも付け合わせの身分をわきまえており、程よい甘さ。
バニラの粒が点々と見える。
こちらもいい素材で作られているのだろう、嫌味が全く無い。
リンゴはなんだろう。
この厚みにするにはこのパイ一切れで1個以上使っているのではないだろうか。
しっかりしたパイ生地はリンゴの酸味と甘味をリセットしてくれて、確かにお姉さんの言う通り次々と口に入れる事ができた。



紅茶は詳しく無いが、アイスティもこのパイに合うような葉っぱと淹れ方をしてるのだろう。
まったく喧嘩することなく喉を潤してくれた。
とてもいいお値段だったが、この内容だったらなるほど納得だな。
アップルパイの認識を変えさせられた。
がっつり甘いモノを食べたい甘党には物足りないかもしれない。
帰りにお店のお姉さんに、全部食べれましたねと微笑まれた。




カエルとアイスクリーム

2024-09-03 06:22:16 | その他旅行き
松本城を見学後、城の南の方にある「なわて通り」と「中町通り」を歩いた。
なわて通りは細い道の商店街で歩行者天国。
いろんなお店があって楽しい通りだ。
なんでかカエル推しである。
入口には東京芸大生作のカエル像があり、お土産屋さんにはカエルの置物とかがたくさん。



謂れが書いてあった。
すぐ横を流れる女鳥羽川に昔カジカガエルがたくさん生息していた。
カジカガエルは清流にしか住まないカエルで、昔のようにカジカガエルが帰ってくることを願ってシンボルとしたそう。
街中の川にカジカガエルとは、なかなか壮大な夢だが、是非帰ってきて欲しい。





街中は信州といえど暑い。
また体調を崩さないよう水分を小まめに摂っていたが、連れがアイスクリーム屋を見つけた。
入ることにした。
品揃えを確認すると、アルコールを含むアイスクリームを売っているではないか。
なんとも珍しい。





当然アルコール入りのを選択。
ジャックダニエルズとモヒートソルベのダブルで。
まずジャックダニエルズを食べてみる。
うーむ、甘い。
ジャックダニエルは甘いバーボン、もといテネシーウイスキーだが、これはその甘さか?
そもそも全然アルコール感がないのだが。





と疑問に思っていたら、下戸の連れが少し味見させろという。
食べさせたらとてもアルコールを感じるとのこと。
ふむ、苦手な人は少量であってもその存在を感知できるからなあ。
もう一つのモヒートの方は、ああラテンな南国の風味だなあと納得いく味わい。





美味しく食べ終わり、散策の続き。
連れが焼物のお店でなぜか海苔ワサビを買い、八百屋でブルーベリーを買っていた。
なわて通りの南側にある女鳥羽川を渡ると、なわて通りと並行して中町通りがある。
中町通りは漆喰の土蔵がたくさん残る通り。
工芸品を扱うお店や飲食店なんかが並ぶ。
そろそろお昼時で蕎麦を食べたかったのだが、連れが目をつけていたお店は店頭に行列ができていたので諦める。
さすがに時間の計算できない昼食のお店は予約出来なかった。
さてどこで食べようか。




松本城

2024-09-01 13:02:57 | その他旅行き
信州にはよく来ていたので、松本は主に車で何度も通過したことがある。
当時は山岳地帯をドライブするのが目的で、松本に観光で立ち寄ることはほとんど無かった。
だから松本城も通りすがりに外観を見たことがあるくらい。
とても有名な観光名所なのに、今回が初めての訪問である。





松本城の入場チケット購入においても連れのファインプレーがあった。
現地で入場券を買ってもいいのだが、事前にオンラインで天守に入れる時間帯指定のチケットを買うことができるとの情報を入手し、朝二のチケットを購入してくれていた。
そのチケットで入場すると赤い札を渡され、天守までの近道を通してもらえる。
まだ朝の早い時間なのに、お堀前の入場券売り場には行列ができ、天守の前にも行列があったのに、スルスルと通過して入城する事ができた。
自分一人なら事前の手間はかけないので、現地で行列を見て、入るのを諦めてたところだ。





では天守内もスルスル見学できるのかと思いきやそうはいかず。
天守内の回廊にも行列ができ、係の人が一定間隔で先に進むよう案内していた。
お城の説明や当時の資料が展示されているのを、進むのを待っている間に見学する感じ。
すごい人気である。
係の人も今日が一年で一番混む日だと言っていた。
三連休中毎日一番混む日なのだろう。





お城なので階段の傾斜がとても急で、竹の棒を渡した手すりがいくつも設置されていた。
金属やプラスチック製ではないので、古いお城に似つかわしくはあったが、やはり異物感がある。
あと耐震工事だか調査だかをしていて雑然としていた。
熊本城のように壊れちゃうと大変なので必要な事は分かるが、見にくるなら工事が終わって人が少ない時の方がいい。





どの階も人でいっぱいで、城を見に来たのか人を見に来たのかよく分からない状態。
板敷の床に座って骨組みの見える天井を見上げ当時を偲ぶ、なんて気分には到底なれず。
そんな時間も取れない。
上って降りてきた。
天守を建て増した感じで辰巳附櫓と月見櫓がある。
もう出口に近く、人の密度がようやく低くなって一息つける。
櫓からの眺めは開放的で、後から思うにここに居た時間が一番当時を感じられたかもしれない。





天守に入る時刻が決まっているチケットだったので、まず天守を見学し、その後周囲の城郭を見学することになった。
どんな曲輪があるのだろうとパンフレットをよくよく見るが、城内への入口が黒門で、その外に太鼓門というのがあるだけだ。
太鼓門を見るためには黒門を通らねばならず城外に出てしまうので、不思議に思い案内所で聞いてみた。
するとやはり有料区画の見所は、ほぼ天守のみであることが分かった。





各地の城跡に行くと、建物は残っていなくても、天守に至る道道に辿り着きにくくするいろいろな仕掛けが見られるので、ここにもそういった遺構があるのだと思っていた。
黒門から外に出、お堀と城壁越しに天守を撮影。
お堀の西側に赤い橋がかかっていたのでそちらを見に行く。
橋は残念ながら渡ることはできず。
その後、太鼓門を見に行くが、こちらは耐震工事中だった。