中千本まで

2019-11-05 06:37:41 | その他旅行き
近鉄吉野駅の前に並ぶお土産物屋さんを横目に歩いて行くと、吉野ロープウェイの千本口駅への進入路がある。
このロープウェイ、日本で最も早く営業開始したロープウェイだそうである。
非常に短距離ではあるが、それは乗ってみなければ。



片道450円。
かえで号が待っていた。
座席は前後4人づつ8人分ですでに満席。
立って待っていると、出発の時刻となった。



ロープウェイではあるが高いところからの眺めを楽しむためのものでなく、急坂を歩いて登らなくても済むように作られたものなので、地面はすぐ近くである。
ロープが地面側のローラーにも触れており、どういう仕組みで動いているのか思い描く事が出来なかった。



支柱はなるほど日本最古を思わせる年代物である。
建設年月昭和3年5月とあった。
よくもまあ錆びて腐らず残ってるなあ。
ほどなく山上駅の吉野山駅に到着。



構内から階段を登ると、お土産物屋さんや旅館が並ぶ通りに出る。
駅で手に入れた「てくてくまっぷ」によると、この辺りは下千本の上端のようだ。
ロープウェイを使わず上る七曲りという道辺りが中心なのか。
今頃気が付いた。
まあいい、帰りにそちらを歩くとしよう。



少し坂道を登ったところにある食堂で、お昼にはまだ早いが食事しておくことにした。
名物は葛うどんだそう。
柿の葉寿司のセットを頼んだ。
葛を練り込んだうどんは平打ちで、とても柔らかいが少しモチモチしている。
だしは葛のとろみが上品で、とても美味しく、れんげですくえる限りすくい取って飲み干した。



食べ終えて出発。
お土産物屋さんや民家が軒を連ねる通りを「てくてくまっぷ」で見所を確認しながら歩く。



<黒門>


<銅の鳥居>


<仁王門(修復工事中)>


<蔵王堂>


<南朝妙法殿>


<吉水神社>


てくてくまっぷによると直線的な谷を挟んで平行して道があり、ところどころで繋がっている。
途中にあるトイレを借りようと入ったのが五郎平茶屋へ向かう道だったので、五郎平茶屋から谷を降りて反対側の斜面にある如意輪寺を経由し、更に上手の上千本の方へ行くことにした。



五郎平茶屋は木製のベンチがいくつもある広場で、中千本の中心らしい。
すると周りに生えている葉を落とした白い枝の木は桜なのか。
おやまあ、桜の紅葉を見るには遅かったようだ。



ベンチに座っていたら眠くなってきた。
ほんとに疲れやすい身体になってしまったなあ。
誰もいないのをいいことに、ベンチに横になって昼寝した。





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