風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

高知県 椿山(つばやま)

2012年09月15日 22時41分35秒 | 日記
椿山・・・平家落人の山村
ローガンメガネの私が住んでいる「土佐の国」を代表する平家伝説の山村「椿山」は二度訪問しています。この地域の人々は伝統文化のなかで生き・昔からの畑作と林業に従事し生計をたてていた。日本のどこにでも存在した山村と同じであったと想われまたその流れも同じです。
私の「椿山」へのコースは高知市内出発・いの町から仁淀川の右岸(194号線)・道路案内板の指示に従い「池川」に向かって左折(439号線)・池川到着です(約1時間)。439号線沿いの集落の景観はローカルの「村」の原風景のようで・・・コンビニやドライブイン等が無く・・・心地よい「かぜ」と「空気」が流れ、なんども車を止めました。池川から「椿山」までは狭い山道で、ところどころに集落あり、時々車を止め・やまの風に触れ約1時間で到着です。(写真は椿山に向かう途中の集落)
「椿山」廃屋・・・いまにも主が帰ってきそうな「雨戸」と「玄関」・・・もう二度と目にすることは無いでしょう。
われわれの生活様式・・・ちゃぶ台からテーブルへ・マンションや団地に住みスーパーマーケットで日常生活の買い物・女性の社会進出・少子化と核家族・・・もう昔の「土」と「汗」の暮らしにはかえれ無いように想います。むかしの安定した生活を物語る立派な家々。
「椿山」は昭和の終わりごまで「焼き畑農業」が行われていたようです。生活の糧を得るため急峻な山の斜面で荷物を背におい「家」との往復は大変なものであったと想います。
1972年に廃校になった「椿山小学校」の校庭の隅で周囲の家屋や山々に目をやりながれる空気を「こころ」にいっぱい入れ、目を閉じると「なみだ」が出そうになった。(写真は全て2010年4月8日に撮ったもの)
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