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風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

地球の旅人・忘年会

2014年12月11日 20時02分12秒 | 旅行
地球を駆けた旅人のこころ

12月7日、「バイクの松尾」(→で検索)さんとその仲間の忘年会・報告会に出席しました。
松尾さん(71歳)は、退職後、大型バイク(1500cc)で11年10カ月・118カ国・35万Km走破。今は冬季のヨーロッパから、一時帰国中です。
新宿に36名が集結です。そのメンバーの「人間力」に驚き感動しました。



参加者活動の一部分を紹介します。
松尾さんの紹介文を持っている黄緑色ダウンジャケットの女性は聴覚障碍者です。
単独・オートバイでサハラ砂漠走破、アフリカを縦断しました。
松尾さん(赤のキャップ・ジャージ)右隣りの男性は、オートバイで5大陸走破・アマゾン川を自作のイカダで川下り。
小児麻痺で両足が不自由な男性、オートバイでオーストラリアやタイをツーリング。
この人達は、砂漠の向こうに・地平線の彼方に・濁流なかで、何を目指していたのでしょうか・・・私には解かりません。
話していて、唯一解かるのは、目には見えませんが、身体の「芯」に熱く・優しく・剛い「モノ」が存在している様に想います。それは、ピカピカと輝く純粋な「人間力」です。

愛媛・松山在住で「Landscape diary ランスケダイアリー」(→で検索)のランスケさんは15年間にわたり、厳冬期の石鎚山で写真を撮っています。彼の身体の「芯」には修験者の魂が宿っており、それ故、彼が撮った石鎚山を照らす「月光」は神の「眼光」のように想えます。この方も純粋な「人間力」をお持ちの方であると確信しています。

ここで述べた方々は市井の「宝石」です。ヨロヨロ・ヨタヨタ人生の私には、遠い存在ですが少しでも、近づける様、努力しようと思っています。

<おまけ>
原宿・表参道のイルミネーションです。(12月8日)
大都会有名通りのアツ化粧と人の多さに酔いました。




柴又帝釈天・寅さんの街(12月9日・午前中)





似たような「人生航路」の私にとっては、この街を流れる「空気」に親しみを感じました。


東京駅・丸ビル界隈(12月9日・昼過ぎ)
花の都・東京です。私の存在ではあまりにも遠く、腰を下ろすことも出来ません。




丸ビル1Fの広場・豪華なクリスマスツリー・庶民の夢世界。


晩秋の残り香が、丸ビルのガラス壁に・・・。

<写真はFUJIFILM X10で撮ったものです>



コメント (2)
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若者のライフスタイル!!

2014年11月07日 14時49分17秒 | 旅行
時のながれ
10月末、東京を歩いて来ました。
時間に余裕があったせいか、意外にもJR車内での、若い方々の姿が
無意識のうちに、記憶に残っています。
午前10時頃の電車内は、立っている乗客はいなく、私の向かい側の席に
座っている全員が見えました。10人くらいでした。
1人を除いて、他の方々は携帯電話(スマートフォン?)を
見たり、指でなぞったりでした。
自宅に帰っても、その光景は頭から離れません。
全員が同じ様な「表情」・「姿」の様に見えたからです。
キラキラと輝く「個性や感情」を見出すことが出来ませんでした。
最近、急激に使用が拡大した各種の「電子通信」に対しては、
特に若い世代の「こころ」の対応が未成熟であるように思います。
相手の「顔」を見ないで行う「ハナシ」は、相手側の「心情」を
理解することは困難です。
古臭いようですが、他人と話をする際は、よく相手の「目」を
見なさいと教えられたものでした。
それは、相手の「こころ」の中の見えないところがよく見え、相手と
優しく・温かく交流することとなり、また「自分自身の発見」にもなります。
私が毎日のように「目」を通す、HP「ギッチャンの山歩き」では
昭和(50~60年代)の「青春」パワーが身体に浸みてきます。
会ったことも話したこともない方々ですが、「電子」社会の青春では、
育ち難い、アツイ個性や人間力を感じとることが出来ます。!!






上記2枚の写真は、今年6月・ヘルシンキで撮ったものです。
自分でも、よく解かりませんが、何だか温かく、厚みのある
「若さ」が感じられ、撮りました。

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江戸城の本丸・天守台を歩く。

2014年10月30日 19時44分45秒 | 旅行


徳川幕府の「空気」!!
10月27日から29日まで、ミニ東京旅行でした。
28日はフリーでしたので、北の丸公園を歩いてきました。
ここでは、徳川将軍家の居城であった江戸城内を行き来していた
幕臣達の「体温」が今も肌に伝わってくる様な気がします。





10年(?)くらい前に、友人と歩いていますが、8月の猛暑で
木陰での休憩ばかりが「思い出」です。そこで再度の訪問でした。
東京駅丸の内北口からお堀に向かって歩き、お堀端の遊歩道に出ると、
右折、約10分で大手門公園入り口です。
ここで、入園番号札をもらい、入園です。
大手門から少し歩くと「同心番所」です。
部屋の中に詰めている、「同心」の優しくて、退屈そうな眼差しが
目に見えるようでした。





「同心番所」から2~3分で、この大きな「百人番所」です。
「同心番所」・「百人番所」は、江戸時代の建物です。雨戸は閉めてあり、
内部は見えません。
しかし、私にとっては、見えないが故に、反って、同心たちの会話が聞こえて
くるような気がします。
・・・つぎの休みは「つり」行かないか・・・長男は何歳にナッタンダ・・・
「同心」は全員、幕府創業時、徳川家直属の「足軽」でした。
徳川太平の世になると「同心」は「命」の危険は無く、出世も無く、
明日の「夢」はアリマセン。「眼差し」からは「元気」は
枯れていた様に想います。





天守台跡。天守閣は明暦の大火(1657年)で焼失。
その後は、再建されていません。

当時の将軍家綱を補佐した、保科正之(将軍家光の異母兄弟)が
安定した時代に「無用なモノ」のために莫大な費用をかけては
「イケナイ」と進言した結果です。

莫大な税金を投入し、大きな「ハコモノ」(=原発をフクム)の建設に熱心な
現役「政治屋」さん、少し参考にして下さい、お願いします。!!



29日・午後4時15分発の便で帰る予定です。
出発時間までには少し余裕があるので、上野の東京国立博物館で開催している
「日本国宝展」を見学してきました。
チケットを購入(10時半ごろ)、会場入り口に並び、約20分で入場です。
会場内は、見学者が多く、大変な混雑でした。
国宝の写真撮影禁止ですので、私が実物の国宝を鑑賞し、特に
感動した3点について書きます。

「土偶」(=縄文のビーナス・茅野市棚畑遺跡出土)
   縄文時代中期(約4000年から5000年前)の作品です。
   この「土偶」は、お腹は大きく・お腰も大きく健康的で、まもなく
   母親になる女性像です。
   縄文の時代も、今日でもファミリーの願いは、健康な赤ちゃんの
   誕生と成長です。

「玉虫厨子」(奈良・法隆寺所蔵)
   厨子は経典や仏像を中に安置するものです。
   推古天皇愛用の仏具です。
   高さが、233センチメートルで、実物の大きさに驚きました。
   推古天皇、その少し後方に聖徳太子。共に「合掌」し、「お祈り」
   をしている姿が目に浮かびました。・・・約1400年前の・・・

「陰剣・陽剣」
   聖武天皇愛用の宝剣として正倉院に献納されたものです。
   その後、何者かにより持ち出され、行方不明でした。
   明治時代に東大寺大仏の足下から2本の剣が発見されました。
   2010年、その剣を修復するため、レントゲン撮影をすると、
   「陰剣・陽剣」の銘が浮かび上がりました。
   行方不明から約1250年を経て確認されました。
   (この剣の背後には、光明皇后の姿がチラチラです・・・)


   



 
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号外・・・モスクワからミンスクへ

2014年07月28日 22時28分41秒 | 旅行
バイクの松尾さん・モスクワからミンスクへ

7月9日にモスクワ到着。
松尾さんは、モスクワでも多くの「親切」に出会っています。
見知らぬ土地で、言葉(ロシア語)も全く通じません。
しかし、確かな友情が生まれ、強い交流の輪が出来ています。
それは、相手の「こころ」を信じ、自分も一点の疑いも持たず、接する。
簡単な様ですが、なかなか困難です。
松尾さんの鍛え抜かれた人生が「この道」を創りあげた様に想います。












モスクワ大学の側・夜毎ライダーが集合。

7月20日・べラル-シのミンスクに移動しました。
松尾さんのオートバイ旅は、「人間の生き方」旅の様に想います。
人が生きてゆく上で一番大切なことは「こころ」である。・・・

バイクの松尾→で検索
http://blog.ne.jp/bikenomatsuo



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フィンランドの旅・フィスカルス(FISKARS)村

2014年07月26日 07時51分36秒 | 旅行
フィスカルスを歩く(24日)
フィスカルス村へは、ヘルシンキ中央駅よりIC・09:03発・カルージャー
10:03着・降りたホームから、階段を上り・陸橋上で左折・道路に出ると
右折・坂道を降りて行くと交差点に出ます。その角に「Kスーパーマーケット」
があります。
Kスーパー前道路の斜め前に大きな「バスターミナル」見えます。
「1番」乗り場でフィスカルス行きに乗り、約20分で到着です。


(フィンランド中央駅・朝の出勤風景)


(1番乗り場から見た「Kスーパー」)

フィスカルスはデザイナー・芸術家・工芸作家の村です。
作家のこころや手の温もりや汗のカオリが作品から伝わってきます。
大工場で大量生産された「モノ」とは無関係です。!!

セメントの護岸はなく、自然の流れの小川に沿って、旧工場の作業場や
事務所跡・小さな倉庫や裏出口の土間等が利用されています。
この地で働いていた人々の「空気」が身体に染みてきます。
(私の住むローカルでは、鉄筋の小学校校舎や体育館を潰し、
その跡地に県市立図書館を建設します。
子供達が走り・転び・笑い・泣いた「カオリ」は消え去りました。・・・)















歩いても歩いてもツカレを感じることはありません。心地よい「思い出」のみが
しっかりと残っています。


25日は、午前中は「マーケット広場」を散歩して、昼食を摂り、午後は、
ヘルシンキ駅前のバスターミナルからフィンエアーバスで空港に向かいました。


(フィンエアー・空港T2に到着)





(25日フィンエアー17時20分発→26日関西空港8時55分着。夕方自宅に帰り
着きました。)

* 旅の思い出 *

都心部から少し離れると、森と湖ばかりですが、コンクリートで固められている
「モノ」は、ほとんど見かけませんでした。自然と共に生きています。

ヘルシンキで見かけた行き交う人々の表情は、「おだやかでやわらかい」
雰囲気でした。
個人を尊重し、一人一人の学力・個性を育てる、この国「教育」の成果の
ように思いました。

(塾や予備校は存在しません・フィンランドの小中学校教員の一日の
平均勤務時間は6時間16分で学習指導が中心。
日本は11時間6分・文書整理・クラブ指導・学校行事等含む)



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