古いもの（文化財）の修復

１０月９日（水）、晴れ。

透き通った空。まさに秋晴れの一日でした。仕事の合間に、今日は京都鹿ケ谷の泉屋博古館へ。
特別展「文化財よ永遠に」を見るためでした。展示内容は、「文化財の修復」。興味があって、見に行きたかった展でした。
ところで、文化財といっても、今回は書画と仏像などの古い木工品。

一口に修復といっても、何のために修復するのかです。これには正しい理念と正しい技術が不可欠です。一旦、修復しても劣化は進みます。また百年とか何百年もたてば、再度の修復が必要となるわけです。修復に当たっては、その時のことを考えに入れて、いま、どのようにどこまで修復するかを吟味しなければなりません。そのあたりをおろそかにした修復は、結局は文化財をダメにするわけです。

少し、理屈っぽくなりましたが、今日の展を見ての感想です。

 展の解説本も買いました。１２００円は安く充実した内容です。
会期は、１４日まで。興味ある方に、展観をお勧めします。