熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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作品 文章 写真 販売品

Aさんの訪問

2011-12-07 06:45:13 | 文章
12月7日(水)、曇り。

昨日は夕方、かねて知り合いの奈良のAさんが訪問。
小生より将棋が強いAさんです。

聞けば、ある盤屋の社長がやってきて、無理やり置いて行ったのだという。
「その盤を見てほしい。良いものなら家宝にしてもと思っているが、チョッと心配なので・・」ということでした。

先ずはコーヒーを淹れながら、どれどれ・・。
桐蓋を開けて黄色い盤覆い布をはずすと、現れたのは7寸近い盤でした。
ワレとかヒビはありません。

「日本産だと言っているのですか。一目見て違います」。
「それに、造りが雑すぎます」。
「中国榧でも結構いいのはあります。ちょっと堅いですがね」。
「丁寧にシッカリ作ってあればよいのですが、これは違います。機械づくりそのまま」。
「ここ(盤の側面)を撫でてください」。
「脚もザラザラ」。
「ザラザラの表面に蝋を塗りたくってあるだけ」。

(小生愛用の盤を横に並べて比べながら)
「肌合いも見た眼も、これとぜんぜん違うでしょう。雑な手抜き品だし家宝にはならないのでは?」。

以上、小生なりの見立てを率直に申し上げました。

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