熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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4ヶ月ぶりの東京

2008-11-19 19:12:46 | 文章
11月18日(火)、曇。
10時30分に出発。東京には14時少し前に到着。
主目的は18時30分から開催される帝国ホテルでの王座就位式と祝賀会。
案内状を頂戴したので、有難く参加させていただきましたが、東京での祝賀会出席は本当に久しぶりです。

夕方までは、千駄ヶ谷の将棋連盟と大手町の新聞社を表敬訪問。
いずれも突然な訪問でしたが、わざわざ貴重な時間を割いて対応していただいて感謝。

本日の王座祝賀会には、およそ250人が出席されたとのこと。
会場で、羽生さんの叔母さんのあたる方と、ひょんなことでお話することが出来ました。「立派な甥っ子さんを持たれて、良いですね」と申し上げたところ、「いろいろいい目をさせてもらっています」とのことでした。そうでしょうね。

シリコンバレイでIT事業を研究されている梅田望夫さんが羽生さんの言葉を引用した祝辞は秀逸で、特に印象に残りました。梅田さんとは数年前の淡路島での棋聖戦でもお会いして、印象に残っている一人でした。

テレビ東京・将棋番組をされていた島田良夫さんにも久しぶりにお会いしました。この前は6年くらい前、道後温泉「坊ちゃんの湯」の前の道でばったりして双方がこんなところでとびっくり。当方は名人戦、島田さんはご夫婦での旅行との事でしたが、あの艶々しいお顔は全く変わりませんネ。懐かしい思い出などを交わしました。

宿泊は、いつもの市谷、防衛庁横のホテルでした。
翌朝の19日の東京は快晴。

朝食をゆっくりとりながら、さてこれからどうするか。
上京は、ぎりぎり一昨日に決めたことですので、特にスケジュールはナシ。
昔なら、いろいろと行きたいところは多かったのですが、今はのんびりとしようとする気持ちが強くなりました。

突然訊ねても会えそうな人として、先ず浮かんだのはMさん。
今年、大阪から関東に戻って「週刊碁」に移られたのですが、Mさんの消息を知るには発行元に行けば分かるだろうと、徒歩5分ほどの「日本棋院」に立ち寄ることにしました。
お会いしたMさんは、元気そう。編集部と、地下にある「囲碁資料館」を案内していただきました。

その足で、千駄ヶ谷の将棋連盟に。
昨日お会いできなかった方が2人居られたので、再度訊ねることにしました。
一人にはお話できましたが、一人には会えずじまい。まあ良しとして、上野に向かう。

聞く先は「十三や」さん。「十三や」の十三を分解すれば9と4、「く・し」即ち「櫛」で櫛やさん。

「十三や」さんとは、駒を作り始めた35年ほど前からのお付き合いです。
昔は上京する度に、この近くに泊まり、朝一番にお邪魔していました。
お店は池之端、有名な鰻屋の隣にあります。
店では、ご主人と息子さん二人が並んで仕事をして居られました。
昔は2時間くらいは長居していたのですが、今日は20分程度で失礼しました。

実は、「十三や」さんには小生の駒を置いていただいています。駒木地もあります。
ただし、最近まであった「菱湖」はなくなりましたので、新しい駒を近日中に送り込みます。1週間程度です。値段をかなり安くしている関係で、全く宣伝していなかったのですが、興味のある方はお訪ねください。
何でも、最近は良くこのあたりをジョギングしている人がいて、お店に立ち寄っては、駒を眺めている人がいるそうです。

このあと、銀座の丸八碁盤店さんに移動。ここで約1時間お邪魔して、14時過ぎの列車に乗車しました。

加茂駅帰着は18時。
京都からの日没間近じかな車窓から眺める山ノ端を染める西の空は、見事な茜色と蒼のコントラストでした。



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駒の写真集

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