熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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象牙駒里がえり式

2008-09-22 22:55:16 | 文章
9月22日(月)、晴。

本日は、水無瀬神宮で「象牙駒里かえり式」が行われました。
出席者は所蔵者の川井三郎さんご夫妻、京都在住のご親戚夫妻、日本将棋連盟西川理事、木村義徳九段、大阪商業大学谷岡学長、同学古作研究員、同学谷岡研究員、鬼頭棋道師範、大阪の田中さん・釜浦さん・松元さん、名古屋の三輪さん、三重の尾崎さん・内山さん、そして報道関係者として読売新聞山田さん、毎日新聞沢木さん、朝日新聞佐藤さん、京都新聞斉藤さん、地元島本町教育委員会の2名と小生。

14時30分過ぎ、式は水無瀬忠成宮司・水無瀬努禰宜により厳かに執り行われました。拝殿前で記念撮影の後、次の品々が披露されました。

水無瀬兼成筆「八十五才」の象牙駒と、神宮に伝わる兼成筆「八十二才」のツゲ駒、同「象戯図」、兼成孫の兼俊筆のツゲ駒など。いずれも、重要文化財に指定されてもおかしくは無い品々です。参考資料として、水無瀬兼成の「将棋駒日記(レプリカ)」も。

2組の駒は、素材こそ象牙とツゲの違いはありますが、形大きさ、駒の文字はまさに瓜二つ。普通、このような文化財の写真撮影は、はばかられることが多いと思いますが、この日は宮司と川井さんの計らいで、撮影は自由でした。
間近に自分の目でこれらをじっくりと拝見できたことは、どなたも満足いただけた事でしょう。

今年春より、島本町教育委員会では、町内の保有文化財を顕かにするための調査が進められているそうで、「水無瀬駒」と関連資料は、そのなかでも重要なものとの認識であり、その一環として担当者が参加されたということです。
小生としては、その調査顕彰に、微力ながら協力したいと思っています。


終了は17時。

帰途、久しぶりにお会いした木村義徳九段と四方山話にしばし花を咲かせ、夕食をご馳走になり、帰宅は22時でした。


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駒の写真集

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