万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3665 妹を思ひ3405

2020年07月25日 | 万葉短歌

2020-0725-man3665
万葉短歌3665 妹を思ひ3405

妹を思ひ 寐の寝らえぬに 暁の
朝霧隠り 雁がねぞ鳴く  〇

3405     万葉短歌3665 ShuH156 2020-0725-man3665

□いもをおもひ いのねらえぬに あかときの
  あさぎりごもり かりがねぞなく
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第88首。「海辺・・・九首」の第7首。男。
【訓注】妹(いも=伊母)。寐(い=伊)。寝らえぬに(ねらえぬに=祢良延奴尓)[下記注]。暁(あかとき=安可等吉)。朝霧隠り(あさぎりごもり=安左宜理其問理)。雁がね(かりがね=可里我祢)。
【依拠本注-寝らえぬに】「らえ」は下二段活用の可能助動詞「らゆ」の未然形。後世の「らる」に当たるが、集中では「寐の寝らえぬ」の形でしが現われない。
【編者注-いのねらえぬ(寐の寝らえぬ)】集中では、01-0071寐之不所宿尓、08-1484寐乃不所、10-2226寐不所宿、など8か所に出現。



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