万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1296 今作る1166

2014年03月06日 | 万葉短歌

- 譬喩歌 -

2014-0306-man1296
万葉短歌1296 今作る1166

今作る 斑の衣 面影に
我れに思ほゆ いまだ着ねども  柿本人麻呂

1166     万葉短歌1296 ShuD278 2014-0306-man1296

いまつくる まだらのころも おもかげに
  われにおもほゆ いまだきねども
柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。作者名・脚注・左注のいずれもないが、作者名は第1310歌左注読下しによる。
【編者注】題詞原文は「寄衣」(衣[きぬ]に寄す)。八首(1296~1303)の第1首。
【訓注】我れに(われに=吾尓)。思ほゆ(おもほゆ=所念)。
【編者注-巻七の譬喩歌】部立としては巻三(0390~0414)に既出。巻七では前の雑歌に続き、後の挽歌へ引継がれる位置づけ。第1296歌~第1310歌(左注読下しは、「右の十五首は、柿本朝臣人麻呂が歌集に出づ。」)までの15首は人麻呂歌集、第1311歌~第1402歌の92首は出典未詳歌。



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