万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3359 駿河の海3104

2019年09月14日 | 万葉短歌

2019-0914-man3359
万葉短歌3359 駿河の海3104

駿河の海 磯辺に生ふる 浜つづら
汝を頼み 母に違ひぬ  〇

3104     万葉短歌3359 ShuG291 2019-0914-man3359

するがのうみ おしへにおふる はまつづら
  いましをたのみ ははにたがひぬ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第7首。女。脚注(読下し)に、「一には<親に違ひぬ>といふ」。左注に、「右五首駿河国歌」。
【訓注】駿河(するが)[駿河国(するがのくに)。静岡県中部]。磯辺(おしへ=於思敝)[「オシヘはイソヘの訛り」]。浜つづら(はまつづら=波麻都豆良)[はまつづら→つづら。以下は『万葉集事典』抜粋。落葉つる植物。茎が伸びて他の物に巻き付く。夏、淡緑色の細花。「はまつづら」は海岸に生える種類。蔓で編んだ篭が葛篭(つづら)]。汝(いまし)[伊麻思]。



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