2021-0116-man3841
万葉短歌3841 仏造る3576
仏造る ま朱足らずは 水溜まる
池田の朝臣が 鼻の上を掘れ 大神奥守
3576 万葉短歌3841 ShuH503 2021-0116-man3841
□ほとけつくる まそほたらずは みづたまる
いけだのあそが はなのうへをほれ
○大神奥守(おほみわの おきもり)=「池田真枚と同年の一月七日に、正六位下から従五位下になった人。」
【編者注】第2部(3816-3854、三十九首)の第26首。男。題詞に、「大神朝臣奥守報嗤(こたへてわらふ)歌一首」。
【訓注】ま朱(まそほ=真朱)[「硫化水銀の古名。いわゆるアマルガム法によって5対1の割合で金と混ぜ、仏像の鍍金(めっき)に用いた」。14-3560麻可祢布久(まかねふく)の<ま金>は純金]。朝臣(あそ=阿曽)[「ここは官人を親しんで呼ぶ称」]。
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