万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2752 我妹子を2564

2018年03月04日 | 万葉短歌

2018-0304-man2752
万葉短歌2752 我妹子を2564

我妹子を 聞き都賀野辺の しなひ合歓木
我は忍びえず 間なくし思へば  

2564     万葉短歌2752 ShuF377 2018-0304-man2752

わぎもこを ききつがのへの しなひねぶ
  あはしのびえず まなくしおもへば

=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第134首。男。
【訓注】我妹子(わぎもこ=吾妹児)。都賀野辺(つがのへ)[「下野国都賀郡(栃木県西部)、近江国益須郡(滋賀県野洲郡)の都賀山の一帯、摂津国菟餓野(大阪市天満川南北の地)など、諸説」]。しなひ合歓木(しなひねぶ=靡合歓木)。我は忍びえず(あはしのびえず=吾者隠不得)。思へば(おもへば=念者)。