万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0507 敷栲の0448

2012年02月08日 | 万葉短歌

2012-0208-man0507
万葉短歌0507 敷栲の0448

敷栲の 枕ゆくくる 涙にぞ
浮寝をしける 恋の繁きに  駿河采女

0448     万葉短歌0507 ShuB408 2012-0208-man0507

□しきたへの まくらゆくくる なみだにぞ
 うきねをしける こひのしげきに
○駿河采女(するがの うねめ)=「駿河の国駿河郡出身の采女。」「[依拠本08-1420条注釈]采女は後宮で天皇の食膳などに奉仕した女官。郡の次官以上の姉妹、子女で、容姿端麗な者の中から選んで奉られた。」
【編者注】題詞原文は、「駿河婇女歌一首」。原文の「婇女」は、訓読文では「采女」。
【訓注】敷栲(しきたへ=敷細)。涙(なみだ=涙)。恋(こひ=恋)。