2011-0202-man0108
万葉短歌0108 我を待つと0092
我を待つと 君が濡れけむ あしひきの
山のしづくに ならましものを 石川郎女
万葉短歌0108 Shu1272 2011-0202-man0108
□あをまつと きみがぬれけむ あしひきの
やまのしづくに ならましものを
○石川郎女(いしかはの いらつめ)=「河内の国に石川郡があり、そこを本貫(ほんかん)とする氏族に石川氏がある。その石川氏出身の女性らしい。」「久米禅師と歌を交わした石川郎女(九六~一〇〇)とは別人と思われる。のちの一二九番歌…によれば、…贈答歌を契機に、大津皇子の侍女というかたちで皇子に召されたのであるらしい。」すぐ後の第110歌で、草壁皇子(大津の異母兄)の妻(の一人)であることが分かる。