万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0063 いざ子ども0048

2010年12月18日 | 万葉短歌

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万葉短歌0063 いざ子ども0048

いざ子ども 早く日本へ 大伴の
御津の浜松 待ち恋ひぬらむ  山上憶良

万葉短歌0063 Shu1184 2010-1218-man0063

□いざこども はやくやまとへ おほともの
 みつのはままつ まちこひぬらむ
○山上憶良(やまのうへの おくら)=原文は「山上臣憶良(やまのうへの おみ おくら)」。「山於億良にも。太宝元(701)一遣唐少録無位。和銅七(714)一正六上より従五下。霊亀二(716)四伯耆守。養老五(721)一退朝の後東宮に侍す(…)。神亀三(726)頃筑前国司、天平四(732)末頃帰京、天平五年に没したか。歳七十四(…)。憶良渡来人説があり、天智朝亡命渡来人侍医憶仁の子という(…)。憶良編集の『類聚歌林』の存在したことが知られる。」(講談社版『万葉集事典』)
【編者注】原文の「日本」表記は、外国(ここでは唐)に対する自国、という意味では、『万葉集』初出。