いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

再確認

2011-03-13 16:38:51 | うえだんな
今回の震災がきっかけ、というわけでもないのですが、
今週は荷物を整理する都合がありまして、
いぶり自然学校にある道具や備品を整理することにしました。

手始めに、救急箱の補充です。
やまちゃんとやっきーがやってくれています。



ここ数年、ぼくたちの周りで起きたけがや事故、救急箱を使ったことを思い出して、
どんなけががよく起きるかという傾向を出しました。
経験豊かなやまちゃん先輩が、やっきーに丁寧に説明してくれています。

そして、この先どんなことが想定されるのかをイメージして、
足りないものを補充したり、整理しています。
最近は、のこぎりやナタといった刃物が登場するので
そのための準備、
そして、スタッフが持参するだけではなく、車の中やお借りしている拠点など、
ぼくたちが行くところになるべくデポしておこう、という作戦としました。

ちなみに、うえだんな号の中には
救急箱のほかに、バッテリー充電用のケーブルやけん引ロープ、
スコップと埋まっちゃった時のタイヤの下に敷くやつ、
そして5リットルのガソリン携行缶を載せてあります。
本当はAEDとかも搭載させられた方がいいのでしょうが、
まだそこまでは追い付いていません。

皆様より

2011-03-13 11:25:28 | うえだんな
「大丈夫ですか」と心配のお電話やメールを頂いております。
とてもうれしく思っております。私どもは全然大丈夫です。

それよりも、皆様の親族・友人の安否が心配です。
心よりお見舞い申し上げます。

ねおすのスタッフ・柏崎(じょい)の実家は釜石にあり、
ご両親は大丈夫だったようですが、親族と連絡が取れない状況のため、
昨晩柏崎とねおす代表高木、ぶな森スタッフ星山が資材を積み込んで
函館からフェリーに乗り込みました。
目下、八幡平辺りを移動している模様です。
セルフレスキューファーストを常に念頭に置きつつも、
何ができるか、何をすべきかを考えながら動いております。

かつての同僚・仲間であるふぉれすと鉱山の遠藤さんも、実家が福島にありまして、
遠藤さんはどうやら東京より新潟まわりで福島に向かっているようです。
日本エコツーリズムセンターの広瀬さん(ホールアース自然学校の創始者ですね)
とともに動いているとのことです。

ということで、引き続き私ども自身のディフェンスを確保しつつも、
先発の高木隊の情報をもとに、
「何ができるか」「何をすべきか」を判断して行動していこうと思います。

テレビやラジオでは、被害の状況に合わせて
被害を最小限にとどめるべく、
全身全霊を込めて動き回っている政府、関係者の姿が見られます。
一方「ほらみたことか」「最初からそうすれば」的なことを評論する輩に
とても腹を立ています。

そうじゃないだろ。
今は、そういうエネルギーを発するときじゃない。
そのエネルギーは、ものを破滅にしか向かわせない。
そうじゃない。
「共に生きる」エネルギーを送ることだと思う。
「想う」「祈る」だけでも、十分なエネルギーを届けられるはずだと信じています。
応援しましょう。励ましましょう。
そんなエネルギーを飛ばしていきます。