1965年頃の城東輪業ワンダーフォーゲル、レストアしました!

2013-09-09 09:37:55 | 自転車



*1965年頃の物と思われる、城東輪業のワンダーフォーゲルです。多分ゴールドと言う車種です。前1枚の後ろが5速です。*



*リムが26inc×1 1/4のサイズで今このサイズのタイヤ(直径がわずかに異なります。)は手に入りにくく、仕方無しに26inc×1 3/8のリムに入れ替えて有ります。それに合わせて前オーナーが付け替えてあったサイドプルのキャリパーからセンタープルブレーキのリーチの長いDIAーCOMPEの新品に交換してあります。*



*クランクはスギノのコッタードで手持ちの新品のコッターピンを打ち込みました。*



:後ろのディレーラーはShimanoのTitlist(1974年頃)の物に交換されていますが、フレームには竹の子タイプのディレーラー用と思われるステーが残っています。また昔懐かしいウイングナット留めとしました。*



*フレームはあまりにもサビが酷かったので、再塗装してみました。こげ茶色とアイボリーのツートンにしました。このヘッドバッチが良いですね。*



*ハンドルはストレートに安物のブレーキレバーが付いていたので、昔の中通しのオポジットのハンドル・ブレーキのセットを付けました。チョコット写っているシングルレバーも三光舎の物です。*



*サドルはシクロジャンブルで手に入れたナショナルの革サドルを付けました。*


(1965年頃の城東輪業ワンダーフォーゲル、レストアしました!)

 この自転車は、前輪の歪みとシートステーの曲がり、そして全体のサビが原因のジャンク品をオークションで手に入れ、コツコツとレストアした物です。

 手元に来た時には、あちこち曲がっているし、サビだらけだし、本当に汚い自転車でした。でも45年以上前の自転車の古めかしい雰囲気に何かそそられる物を感じて、私にしては珍しく時間を掛けてレストアする事となりました。

 城東輪業のワンダーフォーゲルはこれ以外にも、もう1台27incのロードをレストアして持っているのですが、今回の物の方が古そうです。

 クランクのコッターピンも抜く時に再使用したかったので慎重に抜いたのですが、やはりねじ山を潰してしまい、貴重な新品の在庫を使う羽目になりました。

 後、苦労したのがタイヤです。26inc1 1/4と26inc1 3/8が直径で7mm程違うと言う事を知らなかったので、26inc1 3/8の新品タイヤを無理にはめ、ビート部をダメにしてしまいました。

 結局は26inc1 1/4のタイヤが手に入らずに、ホイールごと26inc1 3/8の物に交換し新品タイヤを装着しました。それに合わせて、フロントに付いていた安物のキャリパーブレーキをDIAーCOMPEのリーチの長いセンタープルに交換、シューはデザイン優先で古い物に付け替えました。

 ハンドル回りも、その自転車の雰囲気を決定付ける大事なポイントです。今回はワイヤー中通しのオポジットの古いハンドル・レバーを付けました。ステムは元々のいい感じの物を磨いて使っています。

 レストア中のこの自転車を見た、I郎ちゃんが「これ、カシメが壊れてるけど、飾りにええで!」とポンプを持って来てくれました。寸法もピッタリで、これでまた雰囲気がアップしました。

 古い物全てが良いとは言いませんが、やっぱりその醸し出す雰囲気と言うのは、今の自転車からは感じられません。



今週の1台

*INTER MAXの2004年頃のカーボンバックのロードです。自転車仲間のI氏が最近手に入れた1台で650cのチューブラーにカーボンリムの軽い自転車で6.8kg位でした。ちなみに当時でフレームだけで25万円位だったとの事です。*




コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初期DURAーACE磨いて... | トップ | クロモリ・RADAC、Pa... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スミだんな)
2013-09-09 23:44:38
前回のデュラエースといい、今回のワンゲルといい、GOODですね!!
絶妙のカラーリングに加え、ヘッドマーク、タイトリストのRD、それを動かす三光舎のレバー、コッタードクランク、ウイングナット。特にナショナルのロゴ付サドルは、泣かせますねェ~。
泥除けのハネてるのが惜しい…。タイヤの関係でそうなるのかも知れませんね。
キャリヤダボとダイナモブラケットがあるみたいなんで、キャリアやに籐製のカゴつけて、電装してみるのもオシャレですネ。
返信する
スミだんなさん (エール)
2013-09-10 09:59:06
登りはしんどい、スピード出すのもしんどい、
遠くへ行くのもしんどい、となると
こんな自転車で御近所をポタリング
となってしまいます。

棺桶ブラザースを見習って、もう少し頑張りましょうかね!
返信する
Unknown (スミだんな)
2013-09-10 23:27:18
是非、この自転車で「どこの肉屋のコロッケが一番ウマいか選手権」にご参加いただきたいものですネ。

輪音では9/28に「大阪市内レトロ建築めぐりポタ」、また裏輪音で9/16に「旧西尾家住宅探訪」を予定しております。いずれも「す的」なボラボラポタです。
ご参加いただけるようでしたら、こちらのコメントで詳細をお知らせ致します。
返信する
スミだんなさん (エール)
2013-09-11 10:03:07
9/28の「大阪市内レトロ建築めぐりポタ」が
面白そうなんですが、土曜日なので、
メンバーと予定を検討してみます。

参加の時は「走門来福」にコメント入れさせて頂きます。
返信する

コメントを投稿

自転車」カテゴリの最新記事