*去年の今頃は浅場の暖かい所に大型のキビレやスズキが集まっていて釣りを始めて間もない従兄と私で結構な数を釣っていたのですが、今年はいつまでも海水温が高いのか未だに深場に潜ったままです。
そこで泉大津でも一番水深の有る場所を狙って挑戦してみたのです。挑戦1回目・2回目は自己流の釣り方でやってみたのですがガシラの良型を釣っただけで本命のキビレは小型の物も掛かって来ません。
そして3回目、隣で釣っていた年長の釣り師が「ぶっ込み釣り」で大型のキビレを釣るのを見てしまったのです。そこで私も真似をして4回目の挑戦です。エサも教えて貰った物を用意して、「ぶっ込み釣り」と1号の浮き釣りの2丁拳銃で挑戦するも風の強さにアタリも判らず惨敗の「ボウズ」・・・。
そして5回目の挑戦、場所も少し移動、仕掛けも風が無いので軽めの仕掛けに替えて釣り始めます。浮き釣りの竿もいつもの5.3mの物から軽い仕掛けの3mの物に替えての釣りです。
釣りだして1時間位は反応なし、元々キビレは底に居る魚なので、少しずらし気味にウキ下を合わせて釣っていたのですが、余りにも反応が無いので釣りのセオリー通りに少しずつウキ下を上げてエサも「青イソメ」を2匹掛け、何回か流したところで小さな反応、軽いウキなのですが軽く沈むだけで引き込む所まで行きません、じっくり時間を掛けてここぞと思う時に合わせを入れると掛かった様です。やはり冬場は魚の活性も低くウキの反応も小さいと考えて軽い仕掛けにして正解です。
そんなに強い引きでも無いので手のひら位のキビレかなと思って上げて見ると大物でした。持って帰って計ってみると43cm有りました。自分の推理した釣り場で、考えた仕掛け、考えた釣り方で釣れた時の嬉しさは堪りません。
初めての釣り場には何回か通って自分なりの釣り方で色々と試して突き詰める事が必要です。今回の場所も今まで余り良い思いをした事が無かったのですが、これで得意の場所がまた一か所増えました。
*今回も造りにして、従兄にもお裾分けして美味しく頂きました。次の釣行が楽しみです。*
今月の読書
オヤジどもよ・・・中村うさぎ
アネネクイルコ村へ・・・岩田宏
夫婦口論・・・三浦朱門・曽野綾子
イギリス流
ふつうに生きる力・・・井形慶子