幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

外壁通気

2010年05月24日 | 新築
これは外壁にサイディングボードと呼ばれる仕上げ材を
張っているところです。

下地には筋交いに替わる耐力面材を張り、その上に
透湿防水シート(湿気は通して雨水を防ぐ紙)を張ります。

そして15㎜厚さの木材(胴縁:どうぶち)を打ちつけ
その上にサイディングで仕上げます。

この木材(胴縁)の厚み分が通気層となり、以下のような
役目を果たします。
・15㎜の空気層が断熱的な役割をして熱気や寒気を防ぐ
・空気層が外気と通じていて湿気を排出し壁内結露を防ぐ
・万一、仕上げ材が切れて雨水が浸入しても壁内に直接入らない

このように空気層をつくり、構造体から離して仕上ることで
家を長持ちさせる要素が生まれます。
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