幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

土台敷き

2009年12月17日 | 新築
これは新築現場の土台が敷かれた様子です。

ご覧のように約90cm間隔の升目に組まれています。
昔は升目にせず、たて方向に土台を並べたらその上に
土台に対して直角になるように細い木(根太)を並べて
最後に根太とまた直角に床仕上の板を張っていました。

今日では、升目の土台に直に厚い合板を張り、その上に
床板を張ります。こうすることで床の剛性(ねじれる力に
対する強さ)が高まります。地震に対して強くなるわけです。

もう一つこの画像には特徴がありますが、わかりますか?
なにやら、黒いものが土台に塗られていますね。
これは炭を液状にしたものでシロアリ予防のために塗っています。
一般的には殺虫力のある薬品が使われますが、虫が死ぬくらい
ですから人間にも決して良いわけありません。また臭いもきついので
この現場では体にやさしい炭を主成分にしたものを採用しています。

今ではこういった防虫製品も人や環境にやさしいものでないと
売れないんですね。炭というのは他にもいろんな効能があるのですが
自然がつくりだすものって、突きつめると本当に不思議です。
コメント
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