幸せづくりの家ものがたり

●「樹づくり工房やない」~日々の暮らしの中で思うこと、感じたこと●

家づくり その3

2008年10月01日 | 家のこと
今日は当社で建てられたお客様を例にあげてお話したいと思います。

初めて相談にこられるきっかけは様々ですが、ここ最近の傾向としましてはホームページをご覧いただいてメールでご相談を受けるケースがほとんどです。それだけインターネットの普及はすさまじく、今となってはお客様との最初の接点となる重要な媒体です。
そういった意味で名前も聞いたことの無い小さな工務店が世界中の人に情報を発信できて、多くの人に知ってもらう場ができたことはうれしい限りです。

実際に東京都内にお住まいになっていて、さいたま近辺で建築を計画しているというご相談をいただいて建てていただいたお客様がいらっしゃいます。ここ最近も横浜方面にお住まいの方が埼玉県内で計画しているというご相談をいただきました。今までは考えられなかったことが現実となっています。

ホームページを立ち上げる前の当社の施工エリアは、現場見学会にお出でいただくか、建てていただいたお客様のご紹介というごく限られたせまい範囲でした。それが今日では県外にお住まいの方とメールでやりとりしてお仕事をさせていただける環境となりました。とは言うものの初期段階で実際にお会いしてお話させていただいておりますが。

そんなわけでネットがお客様との距離をグッと近づけてくれたことは事実ですが、なかには急に飛び込みで「家を建てたいんだけど」と事務所にいらっしゃる方もおられます。相当勇気がいると思うのですが、逆にこちらが驚いてしまいます。入り易い雰囲気をつくらないといけないと常々思ってはいるのですが ・・・。

相談にいらしたお客様にお話を伺うと、多くの方が散々展示場を廻ってこられて、やはりアンケートに答えて「連日の営業攻勢にまいった」とおっしゃられます。建築業界も絶対数が減るなかでどこも必死に追いかけるのは仕方ないかもしれません。 ただ建主さんからしてみれば、何千万という買い物をするのに慎重になるのは当然で、営業マンのノルマ達成の為に急かされては堪らないと思います。そもそも世界中から見ると日本は特異で、大企業の生産活動のなかで家づくりが行われることに無理があると思うのですが。

そのような状況で来社されたお客様は「アットホームな感じですね」とおっしゃっていただけます。私共も安心して家づくりが楽しめる環境を今後とも提供していきたいと考えております。
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