THE OTHER SIDE OF ABBEY ROAD / GEORGE BENSON
先週は仕事が忙しかった上に台風の中出張に行ったら戻れず。散々な一週間であった。
このような時でも、最近はipodがあるので、耳が寂しいということはないのだが。ipodでの聴き方はもっぱらシャッフル。1000曲以上にもなると次は果たして何がでてくるかという楽しみはあるがアルバムを一枚じっくりという聴き方はできない。
最近はネットの時代では、何でも一端だけを触って分かった気になる。本当は一枚のアルバムを聴くとそれなりの意図や意味が見えてくるのだが。
だんだんやらなくなってくると、明らかに思考回路が変ってくる。
いいことなのか、悪いことなのか・・・?
久々にゆっくり起きてのんびり過ごした午後のひと時。
気楽な気分ということで、最初にかけたのはジョージベンソン。それも古めのA&M時代のアルバム。
クリードテイラーというのは実に想像力の働くプロデューサーだと思う。
ミュージシャンの今ある才能だけでなく、新たな才能を常に新たな音づくりと共に発掘してきた。それも、長年にわたりいくつのレーベルを渡り歩きながら。
ウェスモンゴメリーのア・デイ・インザライフが大きなターニングポイントになってスタートしたA&MのCTIシリーズ。レーベルのカラーが確立し始めた時にウェスが急逝する。
その後釜に座ったのがジョージベンソンだ。
この頃はまだまだギターが主。でも、このアルバムでは得意の歌を披露している。そしてその後の活躍ふりは周知の事実。
もし、ウェスが死ななかったら、そして、クリードテイラーから白羽の矢が当たらなかったら。そして、歌のアルバムを作らなかったら・・・・・・・。
この一週間自分の仕事の周りでも大きな変化があったが、人の人生は何が契機で変わるか分らない。
このアルバムはビートルズのソングブック。
世の中にソングブックは数多あるが、ビートルズのそれはかなり多いだろう。それだけに、より特徴作りに凝ることになる。ここでは、何曲かをまとめてメドレーにしたのも新鮮味があるし、何といってもドンセベスキーのアレンジが秀逸だ。ビートルズの曲の素材はなぜかクラシック調が合うことが多い。セベスキーとしても、プロデューサー、ミュージシャン、そして曲にも恵まれた腕の見せ所だったのだろう。
もちろんベンソンも悪くないが、ビッグバンド好きの自分にとっては、バックの演奏も気になる演奏だ。クリードテイラーのプロデュースには、色々楽しませてくれる作品が多い。
そしてよく言われることだが、古さを感じさせない時代を超えた魅力がある。
1. Golden Slumbers/You Never Give Me Your Money
2. Because/Come Together
3. Oh! Darling
4. Here Comes The Sun/I Want You (She's So Heavy)
5. Something/Octopus's Garden/The End
George Benson (g, vocal)
Herbie Hancock (p,org)
Ron Carter (b)
Gerry Jemmott (b)
Ray Barretto (per)
Andy Gonzalez (per)
Don Ashworth (bs)
Sonny Fortune (as)
Jerome Richardson (ts)
Etc,
Produced by Creed Taylor
Arranged by Don Sebesky
Recorded at Van Gelder Studios
Engineer Rudy Van Gelder
Recorded October 22, 23; November 4, 5, 1969
先週は仕事が忙しかった上に台風の中出張に行ったら戻れず。散々な一週間であった。
このような時でも、最近はipodがあるので、耳が寂しいということはないのだが。ipodでの聴き方はもっぱらシャッフル。1000曲以上にもなると次は果たして何がでてくるかという楽しみはあるがアルバムを一枚じっくりという聴き方はできない。
最近はネットの時代では、何でも一端だけを触って分かった気になる。本当は一枚のアルバムを聴くとそれなりの意図や意味が見えてくるのだが。
だんだんやらなくなってくると、明らかに思考回路が変ってくる。
いいことなのか、悪いことなのか・・・?
久々にゆっくり起きてのんびり過ごした午後のひと時。
気楽な気分ということで、最初にかけたのはジョージベンソン。それも古めのA&M時代のアルバム。
クリードテイラーというのは実に想像力の働くプロデューサーだと思う。
ミュージシャンの今ある才能だけでなく、新たな才能を常に新たな音づくりと共に発掘してきた。それも、長年にわたりいくつのレーベルを渡り歩きながら。
ウェスモンゴメリーのア・デイ・インザライフが大きなターニングポイントになってスタートしたA&MのCTIシリーズ。レーベルのカラーが確立し始めた時にウェスが急逝する。
その後釜に座ったのがジョージベンソンだ。
この頃はまだまだギターが主。でも、このアルバムでは得意の歌を披露している。そしてその後の活躍ふりは周知の事実。
もし、ウェスが死ななかったら、そして、クリードテイラーから白羽の矢が当たらなかったら。そして、歌のアルバムを作らなかったら・・・・・・・。
この一週間自分の仕事の周りでも大きな変化があったが、人の人生は何が契機で変わるか分らない。
このアルバムはビートルズのソングブック。
世の中にソングブックは数多あるが、ビートルズのそれはかなり多いだろう。それだけに、より特徴作りに凝ることになる。ここでは、何曲かをまとめてメドレーにしたのも新鮮味があるし、何といってもドンセベスキーのアレンジが秀逸だ。ビートルズの曲の素材はなぜかクラシック調が合うことが多い。セベスキーとしても、プロデューサー、ミュージシャン、そして曲にも恵まれた腕の見せ所だったのだろう。
もちろんベンソンも悪くないが、ビッグバンド好きの自分にとっては、バックの演奏も気になる演奏だ。クリードテイラーのプロデュースには、色々楽しませてくれる作品が多い。
そしてよく言われることだが、古さを感じさせない時代を超えた魅力がある。
1. Golden Slumbers/You Never Give Me Your Money
2. Because/Come Together
3. Oh! Darling
4. Here Comes The Sun/I Want You (She's So Heavy)
5. Something/Octopus's Garden/The End
George Benson (g, vocal)
Herbie Hancock (p,org)
Ron Carter (b)
Gerry Jemmott (b)
Ray Barretto (per)
Andy Gonzalez (per)
Don Ashworth (bs)
Sonny Fortune (as)
Jerome Richardson (ts)
Etc,
Produced by Creed Taylor
Arranged by Don Sebesky
Recorded at Van Gelder Studios
Engineer Rudy Van Gelder
Recorded October 22, 23; November 4, 5, 1969