「毎日毎日、俺がどんなに辛いか、俺の気持ちわかんのかよぉ～えー！！」
職場の私の部屋の前には小さな相談室の部屋があるのだが、今日はその部屋から怒鳴り声が漏れていた。
「何でも聞けって言ったって、その場ですぐに質問できるかよぉ～～。」
「あんたには出来んのか？えーー！ほら言ってみろ、言ってみろ、言ってみろよ！」
あまりの乱暴な口ぶりに、初めは当事者同士の言い争いかと想像したのだが、どうやらこちらの担当者に向かって言ってるらしい。担当者はあくまでも冷静に受け止め、穏やかに言葉を返している。偉いね～、プロだね～～。
オイオイ、あなたは幾つ？ここはどこだと思ってるの？誰に向かって言ってるの？その言い方はいったい何？甘えるんじゃないわよ
自分の感情が抑えられない、自分中心のものの考え方、自分に起因してることを悟れない傲慢さ、これじゃ常にトラブルメーカーじゃん？一歩社会に出たら、若いからとか未熟だからとかいう甘えは通用しないのだよ。。。
「あんたといつまでも話していたってしょうがねぇから帰る！」
と、机を一つたたいて急に出てきた若い男性と、書類を持って部屋を出た私は鉢合わせした。
とげのある眼差しが、チラッと私を見た。
”あんたかい、喚いてんのは。若者よ、頑張れ～！自分に負けるな！”
わたしゃ、心でそう言ってやったよ。。。