おはようございます。
まだ丸い月に照らされて散歩の頃の気温は4.5度、
済んだらまた、枕を高くして寝ました。
さて、先週末はお風呂場の台に乗せるすのこ作りが順調に進みました。
土曜は地元の梅田製材さんで引いてもらった地元のヒノキ板、
幅18㎝、厚さ1.5㎜をプレナーで厚さを揃えます。
この機械、昭和のど真ん中、当時楽器製作なので木工が盛んだった浜松製です。
刃がだいぶ摩耗してきて、油をさしさしの作業になります。
次は昇降盤で幅を170mmに揃えます。
ちゃんと寸法が整いました。
切り落とされた端っこです。
図面を見ながら、170mm以外の板も拾い出しこの日は終わり。
日曜はこれをすのこに組んでいくのですが、山章工房はここで一工夫。
すのこはふつう角材に平板を釘なので打ちつけるだけですが、
それでは木口が出てしまいます。
木工では木口が見えるのをあまり良しとはしません。
まして、お風呂場で使うとなると木口から水が浸み込み腐敗の原因になります。
そこで木口を幅50mmの板でふさぎます。
そこで登場するのがこのmade in Swissのジョイントカッター。
グラインダーに幅3㎜弱のカッターがついていて
先のジグで板に当たる幅を調整して半円の溝を掘ります。
接続するもう一方の板にも同じ溝を掘ります。
そこに入るブナを圧縮したダボが見た目ビスケットにそっくりなので
ビスケットジョインターと呼んだりします。
日本の工法でいえば、雇い核(やといざね)やダボ継ぎの一種になります。
実際には幅広の横板と細長の縦板を繋ぐのにビスケットが使われています。
ほぞと同様あるいはそれ以上の強度があると、以前木工雑誌で読んだことがあります。
圧縮加工されているビスケットは、接着剤を吸って溝の中で膨らみ、外れることはありません。
だからこそ、接着剤の役割も
そしてクランプでしっかり圧着することもより重要になります。
Mayはそんなこと理解できないので、ストーブ前をすのこに奪われ迷惑そうでした。
さあ、休日ですが、連日の寒さでライダー魂が少し下がっています。
何をしようかな?
皆様もよい休日をお過ごしください。