木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




昨夜から明け方にかけてかなり激しい雨が降りました。
その湿気が残り、今朝は朝もやが立っていました。
これって普通は真冬には起こらないことでしょう?

暖かい間に1月も今日で終了。
今月のテーマ「ストーブ」を締めくくる話題は
「煙突」です。英語ではpipe(パイプ)。
なぜ、英語かって?
結局アメリカから輸入することにしたからです。
だって、国産でステンレスのシングルパイプが1万4千円。
ダブルの断熱性能「クラスA」(最高級)が3万9千円(輸入品)。
ところがアメリカでは同じクラスAが$105です。
(いずれも内径6インチ、長さ90センチ=36インチの単価です。)
今円安で1$=120円、それでも空輸代金をいれても
3万9千円という価格設定にはなりません。
もちろん、間に立った米国の友人が労を惜しまず
ホームセンターからインターネットまで
かけずり回ってくれたお陰です。
この場を借りて感謝したいと思います。
まもなく、私のパイプはアメリカの空を飛び立ち
伊豆の山中に向かうはずです。
それにしても、やはり
「ストーブ業者は二度儲ける」はやはり本当ですね?
ただし、専門業者ですから安全性や雨漏れの心配なし
そういう安心はお金では買えません。
そのような「保証料」が含まれていると思えば
高い価格ではないでしょう。
ただ、私にはその選択肢がとれないと言うだけです。
もう一つ納得行かないのが、国内のシングルの煙突が
1万4千円もすることです。
日本の金工、板金、木工、その他工業技術は
間違いなく優秀です。
それは、木工や大工をやっていると実感します。
その優秀な工業力をして、この高価格!
これは国内に煙突の需要があまりないからの事でしょうか?

空飛ぶパイプが到着すれば、ストーブ工事の関連資材は
全部整います。
いよいよ2月に設置工事着工になります。
駆け足でやってきそうな春に負けないようにがんばります。

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朝方霜は降りていましたが、昼は暖かな日でした。
どうやら「温暖化」は確実な問題のようです。

さて、タイトルの「山本UPさん!」「ハイ!」は
何でしょう?
正解は愛犬UPの数少ない芸です。
UPは私たちのおもちゃではないので、
幼い時にそんなに「芸」は教えませんでした。
しかし、ボランティア協会に登録して
年に数回、小学校、授産施設、介護施設などを
訪問するためにいくつかのシンプルな芸を教えました。
今日は小学校の3~4年生が対象です。
この子たちに一番受けたの冒頭の芸だそうです。
(私は仕事のため、妻が連れて行きました)
妻がUPの名前を呼びます。
それに答えてUPが右手を挙げるという簡単な芸です。
あとは子供たちにさわられ放題。
UPは人は大好きですけど、実は神経の細やかな犬。
いろいろと「いじられる」のは本当はストレスです。
でも、耐えます。
我慢したことはたちまち体に「フケ」となって表れます。
きっと、今夜は疲れてよく眠れることでしょう。
メールでUPの活躍を聴いていた私は、
仕事から帰ったらすぐに思い切り誉めてやりました。
今、UPは精神的な疲れをいやすため(?)、
今晩2回目の散歩に娘と出ています。
きっと明日は一人で家で「爆睡」してることでしょう。


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今日も昼間は暖かな日でした。
私の体感では例年より2週間ほど、
季節の進行が早い気がしてます。
今度の土日に伊豆に帰ったら
もう、庭に梅の花が咲いているのではと思います。
毎朝6時少し前から走っています。
春夏秋冬この時間は変わりません。
夜明けの遅い今の時期は暗闇の中のスタートです。
しかし、夜明けが毎日300m暗い早くなっています。
一月の最初の頃は、6㎞地点ぐらいにならないと
白み始めなかったのが、今は4㎞くらいから
あたりがうっすらと見え始めます。
こうなると春は近いです。

さて、写真は薪ストーブの開口部をふさぐ、
不燃のガスケットロープです。
先ほど、長野県の業者から届きました。
使う場所により、直径が違うので5種類が必要になります。
これで送料を含め12050円!
やはり、ストーブは何かにつけて費用がかかります。
さあ、春が来るのか早いか、ストーブの設置が間に合うか?
楽しみな勝負です。
やるのは私ですけど、どちらが買ってもイイのですが、
今年の冬は「本当に寒い」という日をあまり体験していません。
だから、冬にもう少しがんばってもらい、
ストーブの火をがんがんと燃やしてみたいものだと思います。


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週末は仕事だったため、新ネタはありません。
今月のテーマ「ストーブ」がらみの話題です。
薪ストーブの話なので、カテゴリー(ブログの分類)は
「木を楽しむ」でも悪くはないのですが、
新たに「火を燃やそう」というカテゴリを作りました。
消防署や環境省がみたら怒られそうなカテゴリですけど、
ストーブ関連の話はこの分類に入れ直そうと思います。
さて、先週の土曜日、ペンキの塗り直しをした時の
ペンキが画像のものです。
火を燃やすところですので、普通のペンキは当然ダメです。
これは日本ペイント社製の「テツゾール」と言うものです。
耐熱温度の設定によっていくつかありますが、
これは摂氏600℃まで耐えるという
最高ランクのものです。
値段も高価なりしまして4リッターで1万円です。
先週塗ってみて感じたことは非常に扱いやすい塗料です。
非常に「さらっ」としていてハケ目は出ません。
したがって少量でも広い面積が濡れます。
普通のトタンに使用するペンキの半分の使用量で足りるでしょう。
少し「割高感」は薄らぎます。
また、乾燥も早く、2度塗り、3度塗りが
短時間の間にできます。
塗りあがりは「ツヤ消し」になっています。
塗りあがったストーブを見た親戚の叔父は
「おう、これなら新品のストーブで通用するよ!」
といってくれました。
一般の店頭には置いてありません。
興味のある方は日本ペイント社の販売代理店になっている
卸業者などに問い合わせてみてください。

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今日は風の強い日でした。
私は、週末も仕事があるため伊豆には帰省できませんでした。
妻も仕事、子供たちは、試合にバイト。
せっかくの土曜日なのに、
結局平日変わらず、UPが一人で留守番です。

我が家では留守番の時は、
門に画像のような張り紙をします。
UPはチェーンにはつながれず、放し飼いです。
UPは狭いながらも家の庭と周辺を
ぐるぐると動き回って1日を過ごします。
1~2歳の若い頃は1~2度脱走したことがあります。
しかし、落ち着きの出たこの頃は心配ありません。
また、門の外にきた、配達の人などは
吠えこそすれ、咬んだことは一度もありません。
でもよく見るとこんな顔をしてます。

UPが何よりもつらいのは家族の誰一人もいないことです。
週末ぐらいは誰かUPと一緒にいてやりたいものです。

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夕方
今日も悩みました。
ただし、楽しい悩みです。
台所の収納家具が決まらないのです。
カップボード(藤門 弘氏は「カバド」と呼ぶ)、ドレッサー、
チェスト、キャビネット、水屋箪笥、食器棚、
どれも食器や台所用品を入れる「箱」に付けられた名称です。
名前は作者の好みと地域性や時代で決められるようです。
まあ、とにかく山荘の台所の家具が決まらないのです。

基本的に大きな「箱(筐体きょうたい)」を作る方法は
2つあります。
 1.框作り(かまちづくり)
  角材で枠(と必要ならば桟(さん)も)を作る。
  その枠の中に溝(「小穴」こあな)をついて
  薄板をはめ込んで1枚の面を作る。
  その面を4~6面組み合わせ箱の立体にする方法。
  組み手は「ほぞ」と「ほぞ穴」になる。
  日本の水屋箪笥などはこの方法をとってる場合が多いです。
  長所は幅広の板を使用しない事です。
  これにより「銘木」便りにならずにすみ、
  材料費の軽減にもつながる。
  また、「板」につきものの「反り」「ねじれ」「やせ」などの
  動きの影響も出にくい。
  短所は角材をつなぐ「ほぞ」が緩むと家具としての強度を失う。
  木材の持つ特徴が出しにくく、
  調度の金具や塗りに家具の特徴を求めがちになる。

 2.板もの
  文字通り箱に必要な各面の大きさの板を
  1枚板あるいは貼り合わせた1枚板で用意して
  4~6面を組む。
  組み手は、「蟻組み」「段欠き」「大入れ」
  「ビス止め」「芋着け」などがある。
  シェーカー家具やカントリー家具によく用いられている。 
  長所は、材料の個性がストレートに出せること。
  作業工程が少なく、シンプルである。
  「蟻組み」などの場合、組み手に表情を出すことができる。
  短所は材料自体が非常に高価になり
  また、重量も相当なものになる。
  また板の動きにも注意が必要である。

以上のようなことを踏まえ、従来私はテーブルを除いては
多くは「框組」を採用してきました。
でも、そろそろ自分の手を広げたくて「板もの」にも
挑戦したいと考えているのです。
うまく接合部に散らされた「蟻組み」とか
やってみたいじゃないですか?
それで悩んでいるわけです。
とりあえず、土日に2種類の図面を書いてみようかと思います。

写真はシェーカー家具を網羅した本です。
代表的な家具には寸法を記した図面もついてます。
日本にシェーカー家具を紹介し、自ら製作して広めた
藤門弘氏が翻訳をしたものですが、
原書でもあります。(翻訳よりも安価)
私自身は翻訳が出る前に、Amazonを通じて買いました。
困った時の種本です。

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今日は少し寒さの厳しい日でした。
先週の日曜日、風邪で早々に伊豆を退却する帰り道、
久しぶりにNHK-FMの「日曜喫茶室」を聴きました。
風邪でボーとしている頭なので正確かどうかは心許ないですが、
その時の話を紹介させて頂きます。
喫茶室の「来客」は将棋の元名人の米永邦雄氏と
名前は忘れました人工知能を開発している大学教授さんです。
今現在、プロ棋士と最強の将棋コンピュータソフト「ボナンザ」が
将棋の対戦をすると圧倒的にプロの勝率が高いそうです。
ボナンザの弱点は、
 1.序盤戦が弱い。
 2.特に序盤戦に定石をはずれた差し方をすると
   パニックってしまい、たいがい負ける。
そのかわりボナンザの長所は、終盤戦まで勝負を持ち込めば、
特にその「つみ」の過程はミスなくプロも脱帽する。
と言うことです。
また、米永氏の言うことには一流棋士とへっぽこアマチュアの違いは
プロは最初の一手を熟慮すると言うことです。
「歩」を一枚指すのに一時間考えることもあるそうです。
何かコンピュータとの対戦と共通性を感じさせます。

さて、木工をやる時に成り行き任せの仕事をしていませんか?
私が木工を始めた時がそうでした。
図面はいらない、うちから出てくる感覚で作る。木の心を聴けばいいのだ。
何て、一人よがりの「作家ごっこ」をしていたことを思い出します。
もちろん、そんなことは人には誰にも言っていませんが、
それにしても恥ずかしい限りです。
数年前から変わりました。大きく変わった点は二点です。

 1.「刻み」に入る前に図面を引き、材料を眺め、充分に問題を考え、
   イメージをふくらませる。
 2.現場周辺の片づけは常に心がける。

これは、師匠の姿勢を見て、我ながら考え実行し始めたことです。
明らかに作業が楽になりました。
作品に無理がかからなくなったのです。
「手作り家具」といいながら誰しもその多くは木工機械を使います。
手作りとはいかに機械が作業をしやすいように行程を組むかと言うこと。
また、機械に乗らない「定石」はずれを過程を
カンナやノコギリを使い、手作業でこなすかと言うことです。
最初のプロ棋士とボナンザの話に似ているではないですか?
機械の長所を100%引き出してやり、
さらにその及ばないところを「手」が補うことにより
作業者の個性が表れる。
それが、現代言うところの「手作り」なのです。
CADの話をしようと思ったら横道にそれました。
写真は昨日話したウッドシェッドのCAD図面です。




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風邪はぼつり、ぼつり回復しています。
その回復力が衰えていることは否めません。
そんなわけで仕事が終われば、CADを書くか
本を眺めるしか今はやることがありません。
「田淵義雄」知る人ぞ知る「アウトドアーライター」
彼の名前を最初に知ったのは10年ほど前、
最初に薪ストーブに興味を持った時です。
ストーブ大手のバーモントキャスティング社がだした
「薪ストーブ大全」という翻訳本に
巻頭に自分の長野県での実体験を書いていたことです。
その後、私の薪ストーブ熱が去るとともに忘れていました。
昨秋、私の周辺にストーブの気配が漂い始めた時に
彼の名前を思い出しました。
写真の本はアウトドアー雑誌「Be-Pal」に連載した短編を
2002年に再編集刊行したモノだそうです。
この作者とその本のえらいところは、
変な誇張や思想が一人歩きしていないところです。
すべて、自分が川上村(?だったと思う)に住み、
実行しながら感じたことを文章にしているからです。
(すこし、カタカナが多くて、無理しなくても日本語を使えばいいのに
 思うところもありますが、これが彼の「文体」なのでしょう。)
また、奥さんとも一緒に生活をされていて、
一部の自然愛好家半ば社会生活と離れたところで
「浮世離れ」しているのと違い、地に足が着いているところも
ポイントが高いです。
38歳で移住し、多分還暦を過ぎた現代も生活をしているのも
ちょっとの間、田舎暮らしをし、本や雑誌を少し書き
やがて都会に帰るアウトドアー派タレントとも明らかに違います。

で、今回この本を借りてきたのは、3回目です。
もう1回文章を読み直そうというわけではなく、
この本に載っている写真を参考にしようと言うことです。
すみません、少し言葉がきれいすぎました。
ある写真をそのまままねしようというのが目的。
あるものとは「ウッド シェッド」(薪小屋)と台所の家具です。
何回も写真を見てイメージを頭にたたき込みます。
次に「ここは信州ではないない、伊豆だ!」と脳に命令を送ります。
アメリカ北東部のメイン州やバーモント州をほうふつとさせる
信州・川上村ではなくもう少し「モイスチャー」な
(「湿っぽい」*すぐに文体に影響されるヤマモトです)
伊豆・大沢里にそのイメージを翻案します。
それからイメージを不要な紙にスケッチします。
イメージが固まりました。
次に具体的な作業を想定しながらCADに図面を引きます。
(この辺の話はまた、後日)
すでに私の夢の中では、モイスチャーな伊豆の山荘に似合う
素敵な薪小屋が出来上がりました。


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私の風邪は徐々に回復に向かっていますが、まだ本調子ではありません。
今日は珍しく「政治」の話をしましょう。
そのまんま東氏と田中康夫氏です。(以下敬称略)
写真の東氏は時事通信のウェブサイトから借用しました。
次の記事も同様です。
奇しくも、私とほぼ同年齢の2名です。
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2007/01/22-18:28 夕張市長選出馬も視野=新党日本・田中代表が言及
 新党日本の田中康夫代表は22日、党本部で記者会見し、
今後の政治活動について「東京都知事か参院(議員)かという形だけではない。
極論すれば、夕張市長になることがより地域を変え、社会を変えるなら、
その可能性がないわけではない」と述べ、
4月の統一地方選の際に実施される、財政破綻(はたん)した
北海道夕張市の市長選への立候補も視野に入れていることを明らかにした。
 (時事通信)
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「おい、田中君!いったい君は何様?」
これが私の率直な意見です。
政治はパフォーマンスではありません。
君は長野県で何かをやり遂げましたか?
実の伴わないパフォーマンスはピエロでしかありません。
私も君が長野県知事になった時には期待をしました。
しかし、最後は東京と二股かけるような政治行動を取りました。
結局長野の地方行政は多分変わらなかったのではないかと思います。
反動で以前にも増して公共事業オンリーの政治が復活したとか新聞で読みました。
君には「田舎者」の心情は理解できない。
パフォーマンスで地方の危機は救えない。
例えまた夕張に「ガラス張り」の市長室を作ったとして
何も変わらないのです。
選挙では、人気、知名度という「瞬間風速」が吹き当選することがあります。
「人気は1日、任期は4年」
しかし、4年間は政治をしなければなりません。
自分が訴えたこと(「マニフェスト」なんてカタカナはどうでもいい)を
実行しなければ途中で地方の人は見限ります。
「しょせん、タレントさんか」と。
それはつまらんバライティーを見るのと同じです。
「チャンネル変えよう!」
地方の人が望んでいるのは、パフォーマンスではありません。
変えたいのはチャンネルではなく、自分の生活です。
守りたいのも自分の生活です。
何を変え、何を残すのか?
それをリーダーに真剣に考えて欲しいのです。
東君、第2の田中君にならないように
4年間の政治舞台の「幕」を迎えてください。
初登庁に作業着を着ようが、背広を着ようが
そんなことはどうでもイイのです。
田中君より良いことは君が宮崎県出身であるということ。
地方の心情は理解できるでしょう。
期待はしています。

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ついに、職場欠勤、近くの病院で
ご覧のような投薬を受けました。
早く直します。

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