木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

室内は16.8℃、少し肌寒いと感じますが、ストーブはまだまだ焚きません。

っていうか、まだ、薪の用意してません。

まあ、いざとなれば廃材が山とあるので、何とかなるでしょう。

好天続きで、仁科川はからからに乾いています。

いつもの朝食ですが、先週置き忘れていたバナナがいい具合に熟成していました。

さて、昨日の訓練校はまったりと進みました。

午前中は、先生方が寸法をそろえてくれた検定用部材を柱、隅木、垂木などに

分類して棚に並べます。

10時休みの後は、検定で一番難しいと野田会長がいう、隅木の墨付けです。

理屈はよく分かっていないのですが、ここで尺金の裏目が使用されます。

裏目とは普通の寸法の√2倍、すなわち1.414倍です。

例えば、3級課題の隅木の「投げ墨」の勾配は裏目10/4になります。

???、まあ先生が言うには「習うより、慣れろ」で、隅木に墨付けです。

と言うことで、午後も刻みはなしで、隅木に墨付けです。

部材に墨を付けるために、何度も尺金をひっくり返して√2(裏目)を使います。

何となく、理屈は分からないけど、何となく裏目を使い方は分かってきました。

検定は鉛筆ではなく、墨刺しでなければいけません。

墨刺しで細い線が引けなければ、例えば指定寸法にある17.5㎜など引き様がありません。

午後に講師として来てくれた小澤先生、

(少し耳が遠くやや意思の疎通を欠くところはありますが)

「検定用にはそれでは墨刺しが太すぎる、半分にしなさい。」

と言って、細工してくれたのが、上の墨刺しと線です。

うん、これなら1㎜程度の太さになっている。

小澤先生の引いた墨は、シャープペンで引いたものと同じくらいの太さです。

聞けば、何と墨刺しも砥石で研ぐのだそうです。

やはり、だてに何十年も大工をやってるわけじゃないと感心しました。

というわけで、午後も刻みはなかったのですが、

一度描いた墨をカンナで消して再利用ということでカンナは使うことができました。

いつもより、15分早く授業は終了して、仁科峠を越えて村に向かう時に

「記念碑」を過ぎた所で、軽自動車がガードレールに頭を擦り付けて止まっていました。

「大丈夫ですか?」

「ちょっと気分が悪くなり、ぶつけてしまいました。

警察に連絡したいので、携帯を貸していただけますか?」

要約するとこんなやり取りですが、少し腑に落ちない所もありました。

警察とのやり取りの後半は私がして、怪我もしていないので、現場を後にしました。

その後、どうなったでしょう?

夕食は磐田から持参したサラダと、マルトモさんの焼き肉です。

さあ、今日はいい天気、およそ1月ぶりに主屋の大工仕事をやります。

皆様の短い秋の日曜日を有意義にお過ごしください。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )