木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

目覚まし時計より早く、雨音ではなく、虫の声で目覚めます。

気分がいいので、山荘に掃除機をかけ、洗面所、トイレ、浴室も

それぞれの洗剤を使ってきれいにしました。

その後の朝6時頃の仁科川、昨日よりも水量も濁りも減っています。

この雲からはまだ雨に対して油断はできません。

朝食を食べている間に一雨来ました。

さて、昨日は1か月以上ぶりで工房での作業になります。

木材は規格、使用箇所で呼び名が変わります。

この厚さ12㎜幅180㎜の板は主に屋根の下地に使われるので、野地板といいます。

しかし、これに加工を加えて、外壁に使えば下見板になります。

内装に使えば羽目板になります。

野ざらしにされていた野地板の水気と汚れを拭き取ります。

少しぬめりが出ているので、そろそろ雨仕舞しないといけません。

4mの板の木裏(木の芯に近い面)を外壁の表に使います。

そのために、昭和のプレナーを油を指して、布で拭きます。

4mの材を加工するには前後8mの空間が必要です。

狭い工房でこのスペースを確保するはなかなか大変です。

結局、10枚の板を拭いて、削るだけでお昼までかかってしまいました。

お昼はいつものにゅう麺ですが、野菜サラダがないので、キャベツともやしも煮込みます。

午睡後の2時過ぎからの作業は削った板の両端に板の「重ねしろ」をつくります。

板の両端を欠きとるので、これを「相欠き(あいがき)」と言います。

これで下見板の完成です。

野地板10枚を加工して、下見板を作っただけで1日が終わりました。

1日って短いですね。

夕食は工房前の深沢さんが差し入れてくれたピーマンとナスの炒め物です。

自家菜園の野菜を刻み、合わせ調味料まで仕込んでくれてあったので、

私は豚バラ肉を切って、炒めるだけでした。

こってり、甘辛のたれと野菜が合って、お酒のいいあてになりました。

今日は野ざらしの部材の主屋にしまい込むことから作業開始です。

それでは今週も元気に行きましょう。

 

 



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