山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『凍てる庭』=水上勉著

2014-07-23 19:40:22 | 読書

水上勉の『凍てる庭』を読んだ。この本は古書店の本棚を眺めていて何となく買った本で、しばらく本棚に眠っていたものだ。図書館からの駆り出しも途切れたので、積んでおいた中から引きだして読むことになった。読み進むうちにこれはかなり水上勉の自伝的な作品ではないだろうかと思った。解説の安田武氏も、「この小説が、敗戦直後から十年にわたる著者自身の生活を、ほとんどそのまま作品化したものであることは、氏の年譜などに照らしても明らかである」と書いている。水上勉という作家が、福井県若狭地方で生まれ9歳の時に禅寺に修行に出される厳しい子ども時代を過ごしたことは様々な機会で知っているが、社会人としても苦悩の人生を送り、最終的には作家として成功をおさめたのは、「禅寺での修行をつうじて諦観のようなものを持っていた」からと作者も作品のなかで述べている。安易に成功を求めるだけの人生で良いのか?いろいろ考えさせられる作品だった。読んだのは新潮文庫昭和50年発行の版で、昭和55年8月の第十冊の本であった。良い作品は、時代の流れをこえて読みつがれるものだと思う。


到来物の本マグロのおつくり

2014-07-23 18:26:01 | グルメ

一昨日、妻がいただいてきて本マグロを調理した。残念ながら全部が刺身に適するというわけでなく、3分の2くらいは血合い交じりで刺身には適さない部分だった、愛用のヤナギ歯の庖丁を研いで、血合いの部分を切り離し、一口大に切って煮付けることに。切り離された残りをササクに切っておつくりにした。姿はプロのようにはいかないが、さすがは食材の力である。久しぶりに本物のマグロを味わうことが出来た。今晩は、温野菜サラダ、枝豆の塩ゆで、鳥とジャガイモの潮騒をつくった。ほとんど酒の肴という感じ。ご容赦。


オカノリはモロヘイヤだった

2014-07-23 07:31:58 | グルメ

7月23日。おはようがんす。昨日は晴天の一日を活用し、議会報告の「民報」後援会ニュースを一気に配った。日差しが強く、ヘルメットの下で汗が噴き出したが、バイクで走るのは爽快だった。一点、今朝は再び雨模様。梅雨末期の東北だから仕方ないが、梅雨明けが早く来てほしい。

先日「オカノリ」?という投稿をしていたが、それは結局モロヘイヤであることがわかった。妻が栽培しているところを見せてもらったらモロヘイヤだったとのこと。その農家では「オカノリ」と呼んでいたらしい。いっそ、「オカノリ」という和名にしたらどうだろう?今朝は、その「オカノリ」などが食卓に。今朝も、野菜がたっぷりのメニューだ。