佐伯泰英の鎌倉河岸捕物控の第24巻『後見の月』を読んだ。といってもしばらく前に読んでいたのだが、ブログに読書記録を揚げる前に妻が本を持って行って、読み終えるまでしばらくかかったので、今頃の投稿になった、仲秋八月一日は、吉原でも『八朔」と称して大門日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りである・政次は総合親分の名代で亮吉と彦四郎を伴って祝儀を届けることになった。吉原では伝説の遊女と言われた高尾太夫が、花魁道中の途中で政次に笑みを送った。高尾太夫はかつて政次と幼いころに知り合っていた。政次は、高尾太夫をめぐる事件で、金座裏の10代目として金流しの十手をふるう。最終的には金座裏の勝利に終わるので、結末は心配しないで読めるのが、それはそれでまた良い。
鈴木英治の作品は結構書店に並んでいるが、これまで手を出す機会がなかった。『のらくろ同心』シリーズを読んでいて、別の作者のものもと思い、古書店で購入しておいたものを、北海道旅行の鉄道の中で読んだ。鈴木英治は1960年静岡県の生まれで、明治大学経営学部卒業。1999年、第一回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞したとある。
さて、『父子十手捕物日記』は、名同心だった父・丈右衛門から十手を受け継いで2年。美味い物と娘の尻ばかり追いかける文之介。時には近所の悪がきから悪戯されるが、筋はいい剣術と持ち前の人の善さが功を奏し、難事件を見事に解決する。幼馴染の中間・勇七を随え、今日も江戸の町をゆく。隠居した親が、心配のあまり文之介に手助けをしようとしておこる軋轢のようなものに、どの時代にあるも父と息子の関係を見たような気がして微笑ましい思いがした。
7月8日。おはようがんす。7月として記録的に大きい台風が沖縄県に接近中とのこと、特別鶏歩も出されているが被害のないことを祈るばかり。わが岩手県北部沿岸は、嵐の前の静けさとでもいうか、静かに晴れている。今日は、7月の定期検診を受けておこうと思う。先々月の検査結果はA1cno値が若干改善しており、先月の結果を聞くのも楽しみ。悪くなっていたら笑えないが。検診が終わったら、3日ぶりの農作業。午前は薪づくり、午後は田んぼで減反の表示を立て、土手の草刈り。
北海道の旅から帰って、今日から普通に朝食。焼きナス、ホウレンソウの磯部巻、モズクとキュウリの酢の物。残り物のツボダイなど。旅をしながら宿の食事や外食をして感じるのは、野菜の量が少ないことである。7日朝のグリーンピア大沼の朝食はバイキングなので、サラダを沢山取って食べたが、毎日外食をしていると、おそらく野菜不足ということになるのだろうと思った。