山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『無影燈』上下=渡辺淳一著

2014-03-08 07:40:19 | 読書

渡辺淳一の『無影燈』上下を読んだ。写真に写っている本は上が角川文庫、下が文春文庫版でかなり体裁が違っている。何かのきっかけで上巻を1冊88円のものを勝っただが、下がなくて文春文庫の新刊のものを買った。古本を買って読んでいるとたまたまこんなことが起こる。

大学病院の講師だった外科医・直江はなぜか栄達の道をすて個人病院の医師になった。優秀な腕を持ちながらニヒルな影のある彼に、看護婦倫子は惹かれてゆく。彼の周辺にはさらに、院長の娘や夫人らが群れ、慕い寄る。酒に酔い女におぼれながらどこか冷たい直江には、ある秘密が隠されていた。体の交渉を重ねながらも、倫子にとって直江は、依然、不可解な存在であった。正月休みに直江から旅行に誘われた倫子は、その優しさに当惑しながらも北海道に旅立つ。しかし、この優しさの内には、生きる時間があとわずなき迫った直江の重大な秘密が隠されていて、直江は自殺という形で忽然とこの世から姿を消す。

この作品をもとに『白い影』という題でテレビドラマ化されたらしい。渡辺淳一がもともと外科医で、医学的な問題もよく承知している作品を書くことはしっていた。医療現場の裏にまで踏み込んだ作品で、面白かった。


今朝は温野菜サラダに力を入れる

2014-03-08 06:53:48 | グルメ

おはようがんした。昨日は、CT検査の結果を県立久慈病院病院の消化器内科に行って聞いた。実はすい臓に「内胞」が出来ていて、一昨年のエコー検査で発見され、CTによる検査が必要ということになり、昨年の2月に人生初のCT検査を受けたわけである。まあ、すい臓がんに移行する可能性があるということでの検査らしい。今年の検査でも「内胞」は前の年と同じようにあるが、大きさにも変化はなく、血液検査でもガンマーカーは見られないので経過を見るということで、年1回はCT検査に通わなければならないことになった。しかしCT検査と血液検査で本人負担が1万2千円をこえる。医療費の本人負担を限りなくゼロにする方法はないものだろうか。かつて岩手県の沢内村から始まって全国に広がった「老人医療は無料」の時代はどこへいったのか。安倍内閣は、70歳からの医療費の自己負担を引き上げるという。庶民にはどんどん負担を増やし、法人税の減税や金持ちのための減税にばかり力を入れる今の政治のあり方を根本から改めなければならないと思う。これ実感!

今朝は、「山賊食堂」開店日。昨夜もだったが、写真に写す前に食べてしまったので画像はなし。昨夜は「カキ鍋」とサワラの鍋照り焼きをこしらえた。今朝は何にしようかと思ったが、いつもとあまり変わりがない。焼き魚(キングサーモン)、焼きそば、サラダは温野菜サラダにして辛子マヨネーズ(マヨネーズに、オリーブオイル、酢、和辛子、醤油を入れ混ぜ合わせたもので、ニンジン、ジャガイモ、スナップエンドウ、ブロッコリー、ウインナーソーセージ)を和えた。いつもと違う味で結構いけた。モズクの酢の物。味噌汁はニンジン、ダイコン、マイタケにお豆腐。

今日も半日くらい、裏庭の花壇部分の雪の処理。まだ1㍍をこえる雪が残っていて、義妹の植えたライラックも雪の下にある。もう3月も1週間以上になるのに、外を見る限り春の気配は感じられない。