『駅STATION』という映画は観ていなかった。レンタルショップで眺めている内に高倉健と倍賞千恵子の写真に引かれて借り出してようやく視聴した。駅というから鉄道にかかわるものかと思ったら、ようするに刑事ドラマなのである。北海道警察本部捜査第一課の三上英次郎巡査部長(高倉健)は、オリンピック出場経験のある射撃選手である。刑事としては拳銃の腕を見込まれ危険な現場に投入されることが多い。射撃選手としてはオリンピックのために、先輩・相馬(大滝秀治)の射殺事件の捜査から外されrなど、刑事と射撃選手の二足のわらじをはく警察官人生は苦悩が多かった。妻・直子(いしだあゆみ)とは若い時に離婚。帰郷(雄冬)の途中に立ち寄った居酒屋で桐子(倍賞千恵子)に出会う。三上を刑事とは知らない桐子は恋に落ちる。そこに相馬を殺した犯人が現れるが、それは桐子の昔の男だった。いくつも駅が登場するが、やはり中心になるのは北海道の増毛駅。バックグランドミュージックのように流れるのが矢代アキの『舟歌』である。倍賞理恵子がまだ若く、とても魅力的だった。
おはようがんした。大雪に降りこめられた2月も終わり、早くも3月に突入した。安倍内閣は予算案を自民、公明の与党の賛成で衆議院を通過させ、参議院での審議が始まる。共産党は「消費税増税やめ所得増やす」組み替え動議を出したと、今朝来た「しんぶn赤旗」に書いてある。年金が減らされる一方、物価がじりじりと上がっており、私のようなわずかな年金とわずかな農業収入(実際は「赤字」)で暮らすものにとっては、やりきれなさを感じざるをえない。安倍君や麻生君にはこうした庶民の感覚は分からないのだろうと思う。アベノミクスもすでにぼろが出ている。このまますすめば、生活も経済もそして国と地方の財政も重大な破たんに陥るのは確実だ。彼らに、国民のNOの声をたたきつける選挙が当面ないのが残念だが、まずいっせい地方選挙(岩手は震災の影響で選挙がバラバラになってしまったが)で共産党を伸ばさないとならない。私の妻も来年の6月の改選である。いまからしっかりやらないとならない。
土曜の朝は「山賊食堂」の開店日。ようするに私の料理当番の日。先週はポテトサラダはやめにしたが、今回はワンパターンにパスタとポテトサラダをつくった。パスタは先週に続き「釜玉スパ」系の「醤油バター味」。最近は出来合いのもので結構美味しくできるので助かる。ポテトサラダのベースに最近ヨーグルトを少し入れるようにしている。あとは、チカ(小さいもの)の塩焼き、ホウレンソウのおひたし、キャベツの浅漬け。味噌汁はワカメ、タマネギと豆腐。まずまずの出来であろう。
ここ何日か暖かく、急速に雪解けが進んでいる。昨日、トラクターで川に雪を捨てにいったら、前輪を雪に取られて近くの方に救援を頼むことになった。2,3日前までは雪を積み重ねたところは凍り付いて固かったのだが、雪解けが進んで中に空洞ができていたのである。動けなくなったのを見て、別の男性もトラクターで駆けつけてくれ無事脱出できた。このようにお互いに協力し合うことで新しい結びつきが広がっていくのだと思う。今日は、台所の奥に積みあがった雪を取り除いて川に捨てる。蔵の前も雪を取り除けなければならない。とにかく、庭に積みあがった雪がいつ無くなるのか、ちょっと想像がつかない状態だ。