乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

大岳山 477m

2023-02-20 | 熊本の山
2月20日(月)宇土半島の最高峰

ネッツトヨタで洗車後
デコポンの発祥地の一帯にある
道の駅不知火(しらぬい)で海鮮ランチ
腹ごしらえには重過ぎたようだ

松合の街並みを抜け県道58号線を登山口方面へ
峠を越えると九州自然歩道の案内板


駐車して
これより1.9kの大岳へと登ります


車道を500m歩き登山口


フカフカで歩きやすいが




急登の木段


開けると不知火海が煌めく


続く階段を抜け緩やかなトレイルとなり


やがて山頂東端に着く


「神風連血溜の塚」
三角町の有志によって建立


神風連六列士の碑


神風連六列士の碑文


日本最後で最大の内戦「西南戦争」の発端となり、廃刀令に反対し
当時の熊本県令を襲撃した「神風連の変」
鎮圧される時に逃げてきた6人の武士が自刃した山

明治9(1876)年10月24日
明治新政府の急激な欧化政策に反対して
新開大神宮宮司の太田黒伴雄を首領とする神風連の志士が
挙兵し熊本鎮台を襲撃した事件

わずかな手勢の神風連はすぐに鎮圧され
生き残った同志は再起を図るため、ひとまず引き上げ解散
加々見重郎ら6人の志士は郡浦神社の祠官をしている甲斐武雄を訪ね
再起を図ることにしました
しかし、鎮台兵などの追っ手が迫っているのを察した6人は
29日早朝大岳に登り
山頂からはるかに熊本城を望むこの地で自刃したと、、、

その「神風連の変」物語は三島由紀夫の 『豊饒の海』に誘われていく
この碑の前に立つと、日本人として自分たちの信念の下
国を憂えて戦った志士たちの正義を貫こうとした熱い思いが

六烈士自刃辞世歌


「昔の侍は
自らの命を断つことで
自らを生かす道を
自ら知ってたという

ああ さよならさ
滅びし日本の姿よ
さよならさ
我らが青き日々よ

さらば遠き我らが日々よ
さらば友よ」

何故だか
このフレーズがよぎる

念願叶って


山頂広場には東屋


山頂道標


大岳山神社が祭祀


三角点


広々として


意外と整備されていてゆったり空間


帰り道に金峰山を望む


コースタイム1時間40分
お手軽で楽しい山遊び
まだまだ知らない日本の歴史が詰まった山


~ 宇土半島の隠れた魅力を体感!!「九州自然歩道」を 走る!歩く ~
JR宇土駅からJR三角駅間を結ぶコース(総距離38.9キロメートル)
宇土半島縦走マップで楽しみましょう。。。


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