乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

根子岳東峰 1,408m

2016-12-31 | 登山
12/31(土)大晦日も快晴!!



10:40 大戸尾根コース
放牧地の中にお邪魔します



牛さんにも
干し草のご馳走がたっぷりですね



崩落した天狗峰を正面に向かうと



根子岳登山口



このルート特有の霜解け状態でズルズル
ロープも多いが
滑らないようにコース取りしながら



樹林帯を抜け



崩落箇所の尾根を越え



天狗峰に接近



直下の急登に



汗が噴き出し
九州脊梁の稜線が眩しい



11:55 東峰ピークで
先に南峰を踏んできたという男性一人に出会ったのみの
静寂な頂きからは



九重の雄大なパノラマ



昨日の祖母連山



阿蘇市方面



高岳の鷲ヶ峰



北側斜面の残雪



天空の貸切の特等席で
ラーメンを食べたら下山



終始、急降下のヌルヌルを楽しむように
滑りやすい黒土に悪戦苦闘する山女
「キャーキャー」騒ぎながらも無事下山



13:30 登山口の駐車場には滋賀県からの男女が登るか否か迷っていたが
コース状況を説明すると登る決心をしたようだ
「ご安全に」と言葉をかけ

高森温泉館に寄って






          スリル満点の
          今年最後の山遊びを終了
          お疲れ様でした。。。


          城主がいない?
          それはね・・・・・・

           



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祖母山 1,756m

2016-12-31 | 登山
12/30(金)ピーカンの登り納め



高千穂町河内から五ヶ所を経由して北谷ルートへ
荒れた林道の悪路をスローペースで慎重に高度を上げ
10:30 北谷登山口の駐車場には10台くらい駐車
休憩所やトイレが完備
薄っすら積雪



今日は千間平コースをピストン



1合目から九合目まで約500mごとに道標が設置され
山頂まで歩行距離は 5.37km



4合目辺りからの稜線歩きはキラキラ



樹氷の世界



霜柱の花も咲く



広い空間の千間平
入山時間が遅いので既に下山してくる登山者とも行き交う





鞍部の広場に出ると「国観峠」神原コースと出会う
視界が開け積雪は少なく山頂を望む



年末年始の休暇を利用しての遠征登山者も多く
お地蔵さんに安全祈願



8合目からは凍結箇所が増え急登



山頂直下の樹氷が煌めく



9合目に来ると



アイスバーンでツルツル
手足を駆使して何とかアイゼン装着せず



13:10 祖母山山頂
初登頂の山女に微笑む



「祖母山」の名は
山頂に神武天皇の”祖母”である豊玉姫を祀る石祠があることに由来すると云う
山岳信仰の対象として歴史を刻んできた山である



360度どこまでもクリアビュー



大障子岩、傾山へ誘う稜線



九重連山



由布岳もスッキリ



阿蘇五岳



ヤッホー!!



古祖母山と障子岳
定番の山ランチを済ませ
14:00 絶景に名残を惜しんで下山



復路は「国観峠」までアイゼン装着で足元注意
三県境(宮崎・熊本・大分)看板
この辺りはその昔、延岡の内藤候が登山した折りに茶屋場があった所と云う
休憩なしで一気に



16:10 北谷登山口に無事下山
駐車場には東北からの登山者が一人
山中泊の旅人と触れ合い

神楽のオブジェに別れを告げた





            登山日和に恵まれ素晴らしい絶景を堪能

      
            年末年始は穏やかな
            絶好の登山日和となりそうですよ。。。


            







      
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しめ飾りづくり教室

2016-12-26 | 日記
12/26(月)手作りのしめ飾りで新年を迎えよう!

清和山村基幹集落センターで
じいちゃん、ばあちゃんの達人たちに指導していただきます

黒米の長い稲わらを使用
根元を足で押さえ、均等に二束に分け
それぞれの束を右ない(左上に上る向き)になるようにねじり
更にねじった束を左ない(右上に上る向き)になるように 
ねじりあげていきますが
経験のある方は手早くで上手ですね



藁まみれになりながらも
とりあえず出来上がり!!
左側が最初に編んだしめ縄だが締め方が足りなくて緩め
右側が2回目の作品できれいに締まってますね



これは隣のおばあちゃん作ですよ
きれいに揃ってますね



ご幣や



扇、鶴、亀も手作りしていただいてます



飾り付けは達人にお任せ



家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う「譲り葉」
代々栄えるよう願う「橙」や、うらじろ、稲穂、松葉など



完成!



みなさん大成功!!




      年神様を迎える準備が出来ました


しめ縄(注連縄)には
神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示す意味があり
しめ縄が神の領域と現世を隔てる結界となり
その中に不浄なものが入らないようにする役目も果たします
その由来は、天照大神が天の岩戸から出た際に
再び天の岩戸に入らないようしめ縄で戸を塞いだという
日本神話にあるとされているそうです

      

             おっと、なんと今年は喪中でした
             どうしょう??
                       。。。









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高千穂の夜神楽 2016

2016-12-18 | 観光
12/17(土)一夜限りの神遊び

「祈りと伝承の里 高千穂の夜神楽」に出没



夜神楽とは
秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し
11月の末から2月上旬にかけて
里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし
夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する昔からの神事

村道には神の道として道注連(みちじめ)が張られる
注連縄は七五三で編まれ
天神七代・地神五代・日向三代を意味しているそうで



自然界の神々と里人の生活との絆が表現され
その結界の中で一年に一度
山間で生きる高千穂の里人は神々と神遊びを行う



三田井(磐下大権現)「浅ヶ部地区」の神楽宿は興梠哲寛様宅
熊野神を祀る磐下大権現社の氏神祭として
年ごとに五つの小組順送りで
庭には「山」と呼ばれる一間四方の外注連(そとじめ)が設けられる



先ずは氏神様を迎えるため岩下神社に向かう道中には・・・

浅ケ部は天香具山(あまのかぐやま)の山裾に広がる世帯数90戸の集落で
1831年から1834年にかけて天保の大飢饉にあい
里の有志が四国八十八ケ所の寺院の土を持ち帰り
集落内に八十八所の石仏を安置して、開眼・開場され



浅ケ部八十八ケ所霊場めぐりの案内もありますよ



太陽がいっぱいで穏やかな里山の風情に包まれ



午後2時から大熊野三社大権現(岩下神社)にて



神迎えという神事から始まります





神社に奉納された御神酒とお豆腐が振舞われ
恩恵をいただきます



境内で神事が行われた後
獅子頭が出現



集落の家々に立ち寄りるとご馳走をいただいて
お腹が膨らみます



お神輿を先頭に舞手が道神楽を舞いながら



神楽宿に向かいます



太鼓や笛の音に導かれ



地元の人たちと一緒に



神話の里の神々の行列は村中をねり



道行(みちゆき・神楽宿に土地の神々をお連れするための御神幸)は



神楽宿へ到着



17時にやっと舞い入れとなり



1番 彦舞(ひこまい)
猿田彦命が天孫降臨のおのころ島に見立てた一斗桝に乗って四方割りを行う



神庭の注連縄に飾られている切り絵は「彫物(えりもの)」といい
文字や干支、鳥居などが刻まれているそうです
2番 太殿(たいどの)



3番 神降(かみおろし)
4番 鎮守(ちんじゅ)
5番 杉登(すぎのぼり)



深夜12時まで続きます
神楽の間は食べる・飲む・寝るは自由だそうですが
持ち込んだ御神酒と肴をいただきながらも20時でギブアップ
(飲み干し夢心地)

日本の神話や伝説の中に登場する神々との出会い



     夜神楽の文化と神聖な踊りに触れ
     一夜限りの神遊び
     夢空間に舞い込みました。。。












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可愛岳(えのたけ)727.7m

2016-12-12 | 大分の山
12/11(日)西郷軍「可愛岳突囲」の舞台

自宅から約90分、宮崎県延岡市にある
西南戦争で敗れた薩軍が官軍に囲まれた際に
この山道を通り山頂を経由して脱出したという
西郷隆盛ゆかりの可愛岳山麓に到着

ピーカンの可愛岳稜線が歓迎



登山口は「西郷隆盛宿陣跡資料館」
案内係員さんによると山都町の方が単独で先発?との情報



ルート案内



10:20 JR日豊線に沿うように
北コースから入山



ばんぺいゆ?が暖かい



歴史を物語るように



時折、冷たい風が吹き抜け、落ち葉の樹林帯を緩やかに
二本杉林道を横断

古代人の遺跡「環状列石」ストーンサークル



マッターホルンに似た立石など
標識も多い



通過地点の烏帽子岳ピーク588m



北川や日南海岸の展望台で一息



前屋敷から



ロープが誘う急登



神が宿る「鉾岩」付近で下山中の方に遭遇



なんと知る人ぞ知るロッククライマー
「Kさん」ではありませんか?



吸い込まれそうな遥かな輝き



海岸線から連なる美しい絶景に魅了され



岩場のアップダウンを超え12:30 山頂
先着の2パーティと山ランチ



大崩、木山内岳、桑原山の稜線がくっきり



延岡市街や太平洋も一望のパノラマ



下山は往路を分岐まで戻り南コースへ



歩きにくいガレ場の急下り



水のみ場も涸れ沢のよう



林道と出会い5合目『ザレの頭』から
歩きやすい道もシダに覆われ



杉林を抜け



ダラダラと平坦な変化に乏しいルートに飽きる頃
眼下に集落が広がり



14:40 「可愛嶽突囲戦薩軍登山口」に下山



もちろん「西郷隆盛宿陣跡資料館」を見学



西南の役で延岡においての最後の決戦となる和田越の決戦に敗れた



西郷隆盛が3日間に渡って宿陣した旧「児玉熊四郎」邸







裏手にあるのは
神話の時代
降臨したニニギノミコトのご陵墓の参考地として
宮内庁から認定を受けた



ニニギノミコト御陵墓 伝説






薩摩軍の敗走路をぐるっと周回
可愛らしい名称に秘められた壮絶な歴史
絶好の山日和に往時を偲びながら自然と触れ合い
心に残る山行となりました


そして・・・
12月11日は「国際山岳デー」

2003年の国連総会で国際デーの1つとして制定され
国際社会が山岳地域の環境保全と持続可能な開発について
考える日となっています


山を守ろう!気候変動に取り組もう!
なぜ山が大切かを知っていましたか?

山は地球の陸地の4分の1
ほぼ、10億人が暮らしています
地上の動植物の4分の1が生息しています
淡水の70%を供給しています

だから山はみんなにとって重要なのです
しかし山に暮らす人はとりわけ貧しく
食料がないと知っていましたか?

気候変動は氷河を溶かし山は危機に直面しています
災害に対してより脆弱になり
すべての人々に影響を及ぼします

山 そして私たちの未来を守るためには
Co2排出量を削減しなければなりません
私たちの山に意識を向けよう



      国連広報センターからのメッセージでした。。。








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山都ハイク大望年会 2016

2016-12-05 | 日記
12/4(日)年末恒例のイベント

今年は熊本地震、大豪雨、阿蘇山噴火と災害が続き
大自然の怒りに翻弄され
山都ハイク山行も大半は中止になり残念でしたが
ここに最後の大イベントを迎えることが出来ました

飲んで、歌って、踊って、騒ぎますよ!!

先ずは正統派名人の舞踊



愉快なフラのメンバーは誰?



カラオケにダンス



熊本民謡「五木の子守歌」を熱唱するりえ子さん
本年度の「鹿北茶山唄全国大会」で見事に決勝進出!
聴き入ります



これは多芸の先人?



サッサヨイヨイ サッサヨイヨイ ハイヤエー
「牛深ハイヤ」は自由振り付け



総踊りですよ



相合傘がお好きなようで



レイコさんのリードで即席の「キンニャモニャ」
しゃもじがポイントの隠岐の民謡



ムードたっぷり



トリはお任せ「ひょっとこ」



後藤一座に大爆笑






       今年は大師匠不在でちょっと残念でしたが

       演目多彩で芸達者揃い
       
       それなりに盛り上がって大成功!!

       皆さん大変お疲れさまでした。。。   



               






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第6回「山都塾」講座

2016-12-03 | フットパス
12/3(土)わくわくがいっぱい!山都がもっと面白くなる

山都塾では、地域の人や自然・歴史・文化・産業・伝統や技など楽しく学びます
フィールドは、地域まるごと!
五感をフル稼働させながら、ご一緒に学んでみませんか

第6回は
「百年の木を育てる ~林業の名人に学ぶ~」

東竹原(ひがしたけばる)老人憩いの家に集合


    
午前中は森づくりの達人、栗屋克範さんから
実際に長年育まれた山を歩いてお話をお聞きながら
小学生、中学生、高校生なども参加して東竹原フットパスコースを歩きます



ここにも少子化の影響で閉園になった幼稚園



森の中へ入るとアオキの群生
フィトンチッドの癒しの空間



栗屋さんは地域独自のメアサ杉、ナンゴウヒ(檜)を長年育て
代を超えて山を守り続けてきた林家の12代目だそうですよ



全国唯一のヒノキの挿し木品種である「南郷檜」



普通のヒノキに比べ、独特で良質の極めて純度の高い形質クローンで



幹が通直で円柱形に近く、採材時に直材の割合が高いなど
間伐を繰り返すことで持続的な林業経営を可能にし
美しく維持されている



天に向かって伸びる百年の森
各地からも見学に訪れる学習の場
小学生にはちょっと難しいかな?





午後の部/ 蘇陽支所 営農ホールに移動
ランチタイム「奥阿蘇100年弁当」



メインのみさを大豆をふんだんに使い
ヘルシーで美味しく彩りも豊か

在来種で幻といわれる「みさを大豆」
栗屋さんが東竹原地域のみなさんと
地域おこしの一つとして栽培に取り組まれています



お昼からはイチオシ!映画『森聞き』の上映

2002年に始まった「聞き書き甲子園」
毎年全国100人の高校生が、100人の森や海・川などの名人を、話を聞きに訪ね
名人たちの姿から新たなものの見方や未来を学んでいく、感動のドキュメンタリー

テーマ曲
フィンランドの国民的アカペラ・ヴォーカルアンサンブル 
「RAJATON (ラヤトン)」 の歌声が心の森に響くように流れる

じいちゃん、ばあちゃんと高校生が出会い
長い経験を経て生まれた名人の言葉や活動に
高校生たちは自然と人の暮らしのつながりや
その後の将来を考えるようになる・・・・・
人と関わりあいながら活動をつなげていくことの大切さを

続いて
パネルディスカッション
「森を育む、人を育む。山が教えてくれたこと」

講師は
澁澤寿一さん(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会理事長
         共存の森ネットワーク副理事長、山村再生支援センター副代表)
杉村拓哉さん(県立矢部高校 緑科学科 教諭)
栗屋克範さん


     山の暮らしや森の豊かさについて
     見て、聞いて、感じる森の壮大なスケール


     育む、癒す、地域をつくる森の魅力
     多くの若者に繋がる人づくりが課題である

     ワクワクするような美しい森の風景が広がりますように・・・

     
     
     








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お天気

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