乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

国見岳 1739m(九州脊梁最高峰)

2013-05-24 | 登山
5/23(木)九州脊梁の盟主



今朝決定の山行は
7:25 国道445を砥用から二本杉峠を五家荘へ
急峻な谷間の樅木林道を詰めると五勇谷橋ゲート
長時間のアクセスを要する秘境に辿り着いた!
ここに駐車 9:50
先着のオートバイ1台のみ



この先の林道を登山口へ
旧登山口からはあまり歩かれてないようで危険だ



350m先の新登山口から入山
いきなりの激坂のパンチを受け



続く杉林の急登が追い打ちをかける



やっと案内板分岐
山頂までの長い道程を慮る



平面で見る標識?



ブナの原生林に



パワーをもらい



癒しの光景のなか
ヒメシャラ八兄弟に立ち止まる



要所にはレスキューポイントも設置されている
五家荘にある登山対象の山は38座
壮大な縦走路の全てに設置されたそうだ

明瞭なルートも「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」
ボランティアの皆さんのご苦労により
九州中央山地(五家荘エリア)が「日本山岳遺産」認定地となり
(全国で6番目・九州初)
美しい山を次世代に伝える活動の舞台を踏む



ルートを塞ぐ倒木を潜り、飛び越え、跨ぎ
脇見もせず猛進すると
前国見の標識 



やがてバイケイソウの群落に出会い



石灰岩の露岩が現れる



シャクナゲの森ではピークを逸した
残り香にうなだれるが



山頂間近の証



そして、ついに登頂!
先着の登山者と触れ合い労う
コースタイム 1時間40分?
急ぎすぎたみたいですが...



ここは九州の展望台
そこには堂々と山の神が鎮座



どのルートからも容易ではない



天空の山脈に囲まれた盟主からは
脊梁の山々が一望と言いたいが、、、PM2.5の影響か



ただぼんやりとした
稜線がどこまでも続くように



神秘のベールに包まれた



深山幽谷



とっておきの一枚になるやもしれぬ・・・



五勇山から烏帽子岳縦走に向かう登山者を見送り



下りの急勾配に集中



大自然の合唱に耳を奪われ



川辺川渓谷の流れも近くなる



林道に出て10分、白いタニウツギの花に囲まれると
出発点の駐車場 14:00 無事下山
ここで、軽トラの狩り人に声をかけられ



お茶の招待に心動き後を追うこと25分
樅木地区の民宿『山女魚荘』へのご案内となった
五家荘は平家の秘められた落人伝説の地



営々と築き上げた天空の遺産を守り



歴史を語るご主人が神々しい

お孫さんは昨年、高校生ものづくり全国大会の
木材加工部門で優勝し日本一に輝いた
球磨工業高校の黒木大樹君

山深き里で受け継がれた匠の技が花開く
喜びがひしひしと伝わる



清流を利用した山女魚の養殖場




新鮮な山女魚料理や



鹿、イノシシの山里の食材



豊かな自然で育まれた山の宝物を



旅人に提供し自ずと集う山の宿



美味しいお茶のもてなしと天空に暮らす山村文化に触れ
生きることの意味や本当の豊かさを感じ
心と体に染み入るようなひと時に涼やかな山風が吹き抜ける
幻のような静かな空間が心を解きほぐす......



お持ち帰りの山女魚の塩焼きで
余韻を味わうと
いつものビールが、、、

     
       それから、手作りの黒文字楊枝と魔法の杖も欲張って3本も頂いた。。。

                   使いこなすのは、、、まだまだ






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四国八十八ヶ所巡礼 ~発心の道場 (阿波・徳島) ~ (14~19)

2013-05-15 | 四国巡礼
5/12(日)今回からルート変更

18:00 熊本交通センター(バス)~小倉港~松山・小倉フェリー泊~松山観光港

21:55 小倉港発に乗船すると軽食堂に直行し
ツアーメンバーの宴会?が始まる
気の合う仲間で消灯直前まで
巡礼の前の儀式で盛り上がり、、、
霊場めぐりはこの上ない道楽のよう?

翌朝、5:00 松山観光港下船後
いよてつバスで松山ICから藍住ICまで高速
途中、川内で先達さんが乗車され
石鎚山SAで爽やかな朝の光に包まれての朝食となる



高速を下りて吉野川を横断



今回もいつものようにお大師さまと共に
第17番札所 井戸寺(いどじ)からスタート
仁王門で参拝のご挨拶



巡礼の作法は
ロウソク、線香、納め札、お賽銭、お参り
そして真心を込めて読経、、、
「ありがとうございました」合掌礼拝
先達さんによって唱和する内容はそれぞれ違うようだ...



大師が掘った伝説の面影の井戸
自分の姿が映れば無病息災
映らなかったら3年以内の厄災に注意!

では、覗いてみましょう
いいお姿?...



第16番札所 観音寺(かんおんじ)
仁王門



拝殿



「夜泣き地蔵」



第14番札所 常楽寺(じょうらくじ)



四国霊場のなかで唯一、弥勒菩薩を本尊とする



アララギの巨木には大師像
なぜか糖尿病、眼病に効力ありとか



第15番札所 国分寺(こくぶんじ)へは



徒歩で 10分くらいかかり
夏日の強い日差しに汗が光る



聖武天皇が天下泰平を祈願して
全国に建立した国分寺の一つ
石塔には聖武天皇勅願所



本堂には聖武天皇、光明皇后の位牌が祀られている

大師堂の前に青石石塔
「奉唱常光明真言一切三宝供養塔」



今日は早めの昼食
阿波名物たらいうどん「山のせ』



食事にも作法・マナーありますよ!
食前に『一粒の米にも万人の労苦を思い
一滴の水にも天地の恩徳を感謝しありがたく頂きます』・・・

美味しゅうございました
ごちそうさまでした。。。



第18番札所 恩山寺(おんざんじ)
お大師さまの母親である玉依(たまより)御前ゆかりのお寺



はるばる讃岐から息子を訪ねてきた母君を
向い入れるために



一週間修行し、女人解禁の秘法を修めた
親孝行な大師さま



本堂に寄り添うように
玉依御前を祀る小堂がある



釈迦十大弟子像



第19番札所 立江寺(たつえじ)
四カ所ある関所の一つ
罪深い遍路は改心しないと通れないというが・・・
無事通過!



本堂には天井画



東京芸術大の教員や学生が
描き上げた見事な絵が天井を彩る



黒髪堂は、罪を犯したお京さんの髪が
頭皮ごと納められている



これで今回の6ヶ寺が終了
帰路は見奈良天然温泉で入浴休憩し
松山観光港 9:55発で船中泊、翌朝5:00 小倉港着
ツアーバス 8:10 熊本交通センター下車後、無事帰宅

今回は先達さんも替わり何故か釈然としない巡礼となり
お酒だけが記憶に残った。。。


次回もお大師さまに呼ばれるだろうか?・・・


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第25回熊本県シルバースポーツ交流大会

2013-05-12 | ランニング
5/11(土)えぇ!高齢者の仲間入り?

『熊本ねんりんピック 2013』
年輪を重ねた高齢者の健康・生きがいづくりと社会参加を
目的に全国で毎年開催されている

総合開会式はパークドーム熊本

9時からのオープニングセレモニー
阿蘇御神火太鼓やおざや節 銭太鼓



開会式典が始まり、国歌斉唱、蒲島県知事の挨拶



選手宣誓!



かわいい
九州音楽京塚幼稚園園児の力いっぱいの演奏に
大きな拍手を送り



準備体操終了後、各選手は会場へ移動



競技出場選手約、16種目に1700名がエントリー

健康マラソンは運動公園ジョギングコースで
3k 、5k 、10k、の70才未満の部と70才以上の部
12部門別でスタート



雨はあがったが蒸し暑いコンディションのなか
何とか10k完走し久々に脈拍が上がり熱くなった、、、

60才以上のパワフルな高齢者等は

10月開催の高齢者のスポーツ・文化・福祉の祭典
「ねんりんピックよさこい高知 2013 」出場に向けて

熱戦を繰り広げた。。。





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阿蘇高岳 1592m

2013-05-07 | 登山
5/6(月)天空の稜線漫歩

阿蘇火山西口火口情報が気になるが...
火口規制なしにほっとして
8:50 砂千里駐車場へ



風が流れる



真新しい遊歩道の砂千里ヶ浜ルートから



ガレ場の急登は



足元のペンキを確認しつつ
忍耐強く高度を上げる



途中、火山ガスの異臭が漂い
風向きによって噴煙を受ける
「有毒ガスが発生しているので、急いで退避して ください」と
退避命令のアナウンスが聞こえ
火口周辺は立入禁止となり

目や呼吸が刺激され口元を覆いながら



稜線に出たらこの眺望に



スキップでルンルン!



空中散歩で



中岳山頂
迫力の中岳火口がダイナミックに噴煙を上げる



やがて、退避命令解除になり
稜線も異臭はなく高岳に向かう



10:35 高岳ピークから全開のパノラマビューを
楽しむ人も多く
登頂後は早めの山ランチでパワーアップ



東峰に行ってみよう!...
緩やかなアップダウンを快適に進むと



仙酔峡の岩尾根ルートからの登山者も見え



阿蘇の眩しすぎる視界に



鋭い岩稜の虎ヶ峰・鷲ヶ峰が迫る



この上が天狗の舞台



庭にはミヤマキリシマが咲き乱れるエリア
今、つぼみをいっぱいにしてピンク色に染める
その時を待つ

東峰はこの先



最先端に現れた根子岳は春の芽吹きを
清々しく粧うが

日ノ尾峠へのルートは崩壊のため行き止まり



祖母の山々や



九重連峰の絶景にヤッホー!



大鍋には月見小屋ルートが浮かび



飽きることのない眺望に時が止まる



慎重にガレ場の下りを終え一息つくと



観光客も多い
広々とした砂千里ヶ浜のメインルートを踏んで
無事下山



雄大な世界最大級のカルデラ
巨大な阿蘇のエネルギーを再認識

やっぱり阿蘇は凄かった。。。




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南阿蘇村の明神池名水公園

2013-05-06 | 観光
5/5(日)元会津藩家老・佐川官兵衛ゆかりの地へ

入り口には
産神を祀った群塚社があり



明神池の



絶間なく湧出る水は誕生水と呼ばれ
飲むと子宝に恵まれる?らしい



鬼官兵衛もこの湧き水を飲んで辞世の句を詠み
必勝を祈願したという



平成の名水百選に選ばれている南阿蘇湧水群



フジの花しずくが



風に泳ぐ



ほとりには鬼官兵衛記念館



『君がため都の空を打ちいでて 阿蘇山麓に身は露となる』
辞世の句をはじめ



所狭しと並べられた資料の山
何から如何に見たらいいか書籍や愛用品がずらり、、、



「鬼さま」と慕われた佐川官兵衛
館長のお話を直接聞けなかったが...



見ただけで頭いっぱいになりました



帰路は高森から清水峠越えで山都町仏原へ
途中の清水寺に立ち寄ると
御神木は樹齢400年の梨
梨の花が素晴らしいとか・・・遅かりし



本堂で参拝



由来は



ぐんぐん高度を上げると



阿蘇の絶景が眼下に



意外と広い清水峠





南外輪山九州自然歩道のコース上



ちょっと歩いてみたい南阿蘇外輪山縦走ルートです
全長38kmくらい。。。



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秋葉神社

2013-05-05 | 日記
5/4(土)周辺ウオッチング

連休の歌瀬キャンプ場は満員御礼



好天続きに



子ども達の楽しそうな声が響いてきます!



山都町の史跡を訪ねて
二瀬本の秋葉神社へ



鳥居の前にはスギの巨木が



立ちはだかる



圧倒されそうな存在感を示す



仁王像も立ち「阿吽(あ・うん)の呼吸」を表現
右の像が「阿形(あぎょう)の像」



左の像が「吽形(うんぎょう)の像」
お互いの気持ちがぴったり合う様に...う~ん



二瀬本神社に夜を徹して舞われる神楽として
有名な二瀬本神楽は
本来、秋葉神社から神を迎えた民家で行われていたようです

現在は地域の二瀬本コミュニティセンターで
『二瀬本神楽奉納会』が夜の12時まで開催されています



神様へご挨拶と感謝の言葉・・・
       誓いの言葉・・・

         不思議なエネルギーに導かれる。。。



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二ツ岳 1257.1m

2013-05-02 | 登山
5/2(木)ヒカゲツツジの大群落

さて、本日はどちらへ....
こんなピーカンな日は山しかないでしょう?



五ヶ瀬から国道218号線を高千穂へ
7号線に入り天岩戸神社を通過し上岩戸大橋を渡って左折
道路が狭くなるとすぐに冨野尾登山口に案内板があり
作業道終点に駐車すると
福岡からの若い登山者のうれしい情報に



9:20 新緑のクヌギ林を



ジグザグに高度を上げ



日之影町煤市林道に出ると



上岩戸大橋を望み



220m先の
二ツ岳煤市林道登山口から



尾根に上がると薄紫のミツバツツジに出会う



急登の連続に足元に集中してると
ヒカゲツツジのトンネルのなかに



クリーム色のやさしい輝きに目を奪われて



10:20 本峰山頂



祖母山系の眺望に



リズムを奏でる稜線がくっきり



登り返して南峰に向かう急斜面は



まさに大群落
この時期のピークに合わせての登山者と行き交い



アケボノツツジの花びらも華やかに



負けじと美しさを競う



南峰山頂 1260m
花々に囲まれたピーク周辺から



パノラマは尽きることなく



下山を忘れる



何度も振り返りながら





空を仰ぎ









長いロープに取り付くが



埋め尽くす黄淡色の斜面に



立ち止まり息をのむ





ヒカゲながら
シャクナゲのような雰囲気を持ち



天空へ抜け



青い山脈に映える



二つ岳の



山の神様に感謝して



下山となる



神々が集う高千穂町では天岩戸神社春季大祭が開催
2日・3日と天岩戸神社境内の神楽殿で神楽の奉納があり
多くの観光客が訪れていた



帰路には天照大神がお隠れになったという
天岩戸を望む高台にある『天岩戸温泉』へ
手力雄の湯、鈿女の湯に浸り神代の昔をしのび



二ツ岳に



別れを告げるが、、、


神々の里に『天照大神』の降り注ぐパワー

高千穂のそば焼酎『天照』という開運のおまけも。。。








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お天気

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