元気

インフルエンザを患ってから２週間経つのに、なんとなく元気がない。やる気がない。それでもリハビリの宿題はやらねばならない。そこのところがどうにもシンドい。わずか半日の間であっても38．7度の発熱があれば、アチコチが悪くなるのは当然かもしれぬ。腰はもちろん、他の関節がさらに痛むのもやむを得ないのだろう。しかし、すでに半月が過ぎている。食事も普通に摂っているし、酒も呑める。最短でも８時間は眠っている。

朝のテレビで株価速報を観る。自分の持っている株価が下がっている。どうでもいいや、となる。上がっていても、まだまだか、どうでもいいやとなる。どうも元気がない。おもしろい！とか、なんでやねん！といった気分にならない。競馬でナンボか儲かっても、稀勢の里が逆転優勝しても、よしよしと思うが、わっとしたものが湧いて来ない。まさかウツ病ではないだろうと、アレコレ自己診断を試みる。元気だったら、早実がベスト８に残れないのを残念と思うだろう。それが、どうでもいいやとなるのは、ウツなのかと考えてみる。

居間のベランダ側にViViちゃん用の４階建てハウスが完成した。猫は大喜びである。観ていると、すごい跳躍力である。自分の身長の何倍も高いところから跳び降りる。どこをどう昇るのか、いつの間にか４階のさらに上にある頂上台に乗っている。すべてが柔軟である。内村航平君より柔軟である。ネコは高いところに上がると、自分が偉くなったような気分になると、誰かから聞いた憶えがあるが、確かにそういう表情になっている気もする。なんと行ってもViViは元気である。やる気がある。面白がることができる。愉しいものを探す。愉しい時間を過ごそうとする。もちろん腰痛もないし、インフルエンザに罹ったこともない。