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10年前

2021-02-20 18:46:49 | 日記
13日の東北地震で10年前の3.11を思い出した方は少なくないだろう。被災地の方で、10年前の経験との比較を、「今回の方が壊れたものが多かった」と話されているのがテレビに映ったが、比較をするとすれば、やはり津波ではないだろうか。

3.11の翌日からの報道で、次々の津波の被害がわかった。テレビの画面を観ながら、私は悪夢という言葉を思い浮かべた。悪い夢でも見たような・・と言うが、こんなことが本当にあるのか、と思った。つまり現実感がないほどのすごさだった。津波が市街地を走る。高いビルの3階まで達する。あとには40メートルの高さまであったとのことも伝わった。危険なので高所へ逃げてくださいと車でアナウンスをしてまわった女性が亡くなった。小学生が裏山への避難が遅れたことについて、後に裁判になるということもあった。

13j日の発災時のテレビ速報の中に、津波の心配はありませんとあって、離れたところに住む私もほっとした。死者も出なかった。私は昭和34年の伊勢湾台風で水の恐怖を知っている。我が家は床上1メートルまで浸水した。水位があと30センチ上がれば祖父を助ける方法はなかったかもしれない。伊勢湾の死者は5千人を超えている。祖父が助かったのは運でしかない。

地震の予防というのは、ほぼ不可能だ。揺れが来たときに、どこねどうやって逃げればよいかを考えておく程度のことしかできない。我が家は海抜25メートルと書いた立て札の近くのマンションだが、40メートルの津波には抗すべきものがない。あとは、運である。

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