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四季の色

2020-03-02 21:59:59 | 日記
青春、朱夏、白秋、玄冬と言う。これが私にはよくわからない。秋は白いか、冬は玄(くろ)いか。たとえば大きな画用紙に4つの円を描き、それぞれに自分が思う四季の色をクレヨンで塗ってもらったら、どうなるか。性別や年齢によって異なる多数決の色が出たりするだろうか。私は・・・・。

春には薄いピンクを塗る。昔で言う、桃色、桜色である。春子さんは元気だ。働き者である。他人の嫌がることを進んで引き受ける。明るい性格だから友達も多い。贅沢を好まない。野菜炒めを作るのが上手い。

夏には赤を塗る。朱夏そのままでいい。夏子さんは自由型だ。多少わがままなところがある。子供の頃はあちこちからもらった正月のお年玉を1日で使い切ってしまったりした。思い切りがいいのだが、テキパキと乱暴との区別がつかなかったりする。オシャレが好きであり、上手でもる。緑茶に羊羹、というより紅茶にケーキを愛する。

秋には薄茶色を塗る。秋子さんは無口である。静かな人だ。よく本を読む。太宰治のファンである。読書に耽りながら、クラシック音楽を聴くのが一番の贅沢だと思っている。学校の成績もよく、5点法の通知表で3は体育だけだった。親孝行である。真冬でもアイスクリームだ。

冬は白く塗る。どうしても冬=雪となってしまう。冬子さんは勉強家である。勉強が好きだ。友達と群れたりするのを嫌う。中学生の頃から、将来は人のためになる職業に就きたいと思っていた。春子さんと親友である。おでんは真っ先に玉子を選ぶ。

私は残念ながら、ホンモノの春子さん、夏子さん、秋子さん、冬子さんを知らない。友達になったことがない。ま、とにかく、四季の色はむずかしい。

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