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日本シリーズ

2017-11-04 08:48:59 | 日記
長女は百貨店の広報部に勤めている。日本橋の本店にいるときもあり、新宿店にテコ入れに行ったり、現在は横浜店に通っている。その横浜で、ベイスターズがクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズに進出した。「ソフトバンクに勝つのは無理?」と私に訊くので、「総合力では下」と答えた。当然のことである。ベイは広島カープにリーグ戦では10ゲーム以上も離された3位だったのである。クライマックスシリーズを勝ち抜いたのが不思議なぐらいなのだ。ただ、私が付け加えたのは、負けモトの強みだった。負けてモトモトというのは、ノビノビとやれる。思い切った勝負ができる。ソフトバンクは反対に勝って当たり前だから、どうしても受けにまわる気持ちが働くそこまでが私の推理だった。

娘のいる横浜の店では、日本シリーズの結果はともかくベイスターズ応援セールを展開しなければならない。広報では、そのセールのためのあれこれのフレーズを考えなければならない。ご承知のように、シリーズはソフトバンクの3連勝で始まった。4勝0敗の文字がチラチラした。横浜サイドから言えば、
0勝シリーズになる。娘はどんなフレーズを考えるだろうか。「ベイスターズありがとうセール」と銘打つだろうか。ま、いずれにしても、売場がにぎわえばいいではないかとなるのではあるが。

しかしベイは土俵際で残した。第4戦、5戦を連勝した。今日は11月3日。明日から福岡での対戦がある。私のような年齢の人間は、昭和33年の日本シリーズを思い出す。巨人に3連敗した西鉄が4連勝して大逆転優勝した時だ。西鉄の名称三原修監督が、その勝因を「雨と稲尾と本塁打」と称した。果たして、負けモトのベイスターズがドラマを作れるかどうか。娘は、負けたときと奇跡が起きたときの両方の惹句を考えていると思う。どちらにも、「ありがとう」が付くだろう。それに「やったぜ!」が加わるかどうか。

ファースト

2017-11-04 08:41:25 | 日記
アメリカのトランプ大統領がアメリカファーストと大声で演説したとき、小池百合子東京都知事が「私の方が先よ」と言った。都民ファーストの方がトランプさんより早かったというわけである。ま、それはどちらでもいいが、このファーストも今年の流行語大賞候補になるだろうか。

会社に、自分ファーストで有名なAという男がいた。女子社員に人気がなかった。中身がないのに妙に自信を持っていて、気取り屋でもあった。女にモテない条件が揃っていた。しかも、自分勝手な性格というものはなおせるものではなかった。自分ファーストはもちろん誰にでもある。しかし、それに気づいている人間と気づかない人間がいる。後者の人生は寂しいものである。齢をとると余計に寂しくなるが、時すでに遅しである。私はAに似た人間を何人か知っている。

私はファーストであることが多かった。First Basemanであることが多かった。すなわち草野球の一塁手である。中学2年のときから私は急に身長が伸びた。おとなのチームに入っても背丈だけは負けなかった。ノッポは自然に1塁のポジションを与えられた。学生時代もサラリーマン時代も1塁手だった。身長のことだけではに。私は他のポジションは守れなかった。内野ゴロを捌くのもダメだったし、外野に上がる飛球の目測ができなかった。軟式野球での1塁ゴロは、高いバウンドが多くなる。頭上を越えるのは仕方がないが、他のゴロは処理しやすい。ファウルフライはなんとか捕れた。地を這うような強烈な打球はたとえトンネルしても、背後に右翼手がいた。

私も自分ファーストである。自分さえよければ、という世界が嫌いではない。麻雀と競馬がそうだ。敗者の負け分を勝者が分け合う世界である。私の小博奕好きは一生続くだろう。指圧名人の重田さんに、この前、「今年の有馬記念まで生きられるかな?」と訊いたら、「大丈夫ですよ」と言ってくれた。

今年の流行語

2017-11-04 08:34:08 | 日記
今年の流行語大賞の№1候補は、「このハゲー!」であるようだ。何と言っても女性の発言であるところが凄い。しかも、その女性は老婆ではなく中年というか、まだ若い年齢である。そこにインパクトがある。ディープ・インパクトである。日本には、全国禿頭クラブのような団体があると聞いたことがあるが、その団体が発言者に対して何かの反応をしたというようなニュースはない。私も禿頭であるが、誰かから「このハゲ!」と言われたことはない。もし言われたらどうだろうか。私は腹は立てないと思う。もちろんハゲを誇っているわけではないが、それほど恥とも思っていないからだ。

次が、「忖度」だろうか。この世は忖度社会である。政治の社会から一般社会に至るまで、時には家庭生活にだって、忖度が働いている。それが窮屈である場合もあろうし、習慣化して、あまり感じないようになっている場合も少なくないはずである。忖度の裏返しは、すまじきものは宮仕え なのかどうかはよくわからないのだが。

「一線を越える」も上位候補ではないか。この語には、男女関係の~という前置きが付く。大正、昭和の言葉のように、私の如き老人には感じられるのだが、若い人達にも流行っているようだ。現在では、どういう使い方が出来るだろうか。私達の時代は、男性から「今度の連休に、京都に行かないか?」と声をかけるのが普通だった。一泊することが、一線を越えることだった。いまは、ストレート勝負で、「今夜、イッセン越えちゃおうか」となるのだろうか。

もうひとつ私が推したいのは、「さらさらありません」である。小池百合子さんが民進党からの議員合流のときに使ったセリフだ。これもいろいろと使える。「今度の連休に、京都に行かないか?」「アタシは、そんな気はさらさらありません」。これでいい。

荻窪の道

2017-11-04 08:26:55 | 日記
行先表示のところに立教女学院と書いてあるバスが走っている通りがあった。その途中を直角に曲がると、母の家に向かう道があった。歩いて5,6分の距離である。私はその、5分間の道が好きだった。もちろん行きには、これから母や妹たちと会う喜びがあるし、帰りには母のところでご馳走になったおいしいものや、楽しく過ごした数時間によって満ち足りた気分になっている。だが、それとは別に、その道そのものが私は好きだった。昔の話である。私が20歳頃だった時のことである。

母の家は東京杉並の荻窪にあった。山の手の住宅地の典型と言えるところだった。豪邸街ではない。アパートはない。道の両側に並ぶ家々の背丈が揃っている。長い塀で囲われた横幅の広い家もない。私が遊びに行くのは、たいていが午後3時頃だったが、道に出て遊ぶ子供がいない。静寂である。しっとり感がある。どこかからピアノを弾く音でも聞こえてきそうな雰囲気なのだけれど、それも無い。一軒の家の屋根の下から、T字型のパイプが突き出ている。浴室の換気用なのだろうか。それが妙に洒落て見えた。

人は誰でも、自分だけが好きな道というのを持っているのではないだろうか。自分だけだから、誰かにそのことを話したりはしない。話しても、説明しても自分以外にはわからないだろうと思うからだ。観光地とは違うのだ。私における、私だけの道は、あの荻窪のものだけである。そこには今、妹夫婦が住んでいて、15年前の母の葬儀の日にそこを訪れた。その道を通るときに、運転する次女に、ゆっくり走ってくれと頼んだ。懐かしかった。注意深く探したつもりだったが、T字型のパイプは発見できなかった。

10月29日

2017-11-04 08:18:22 | 日記
土・日になると雨になる。大雨になる。行楽地はシンドいだろう。東京六大学野球リーグで、今日の慶早戦で慶應が勝てば優勝というところだったが、神宮は屋根がないから中止。六大学と言えば東大の宮台康平君を日本ハムがドラフトの下位で指名した。東大出では、昔、新治投手というのが(どこの球団だったかは忘れたが)いたのを思い出す。

プロ野球日本シリーズは、昨晩、3対1でソフトバンクがリードしているところまでテレビで観ていて眠くなった。このシリーズはソフトバンクが総合力では上回る。ベイスターズの強みは、言葉は悪いが、負けモトにあると思っている。今夜勝つとおもしろくなる。かつて、三原修さんが日本シリーズは第2戦が最も重要と言っていたのを思い出す。

雨中の競馬 天皇賞は、北島三郎さん所有のキタサンブラックが優勝。私は3着に来た8番が買えなかった。ここのところ競馬のカンが冴えない。

株は2万2千円(日経平均)の一歩手前まで来ているが、何かで下げに転じそうな気がしてならない。トランプ大統領の日韓訪問が近く、それに合わせて北朝鮮が何かをやるのではないかと。これは誰もが思っているのではないか。

猫がソファで悠々と眠っている。窓側の食器棚の上で、ぶどうパンを焼く音がする。ゴトゴトと鳴る。脚を伸ばす腰痛用ストレッチを椅子に座って試みる。誰も聞いていないけれど、自分で自分に痛い!痛い!と言う。市役所の鐘が午後4時30分を知らせる。夕焼け小焼けで日が暮れて~のメロディーである。いい時間だ。