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笑顔

2017-03-22 09:05:08 | 日記
茨城の家は6軒集落にあって、我が家は向う3軒両隣の形の中央部にあった。南隣のY家が羨ましかった。8人家族である。主人は2つ離れた村の小学校の校長だった。6人いる子供のトップはシゲルさんで、私より3ツ年上だった。私が高校1年のときは高校を終えて大学受験に失敗し、町の郵便局で働いていた。私が祖母の遺品である銀のスプーンを売るときは、シゲルさんの力を借りた。身分証明である。次がヨシコで、私より1ツ下。登校のときや夜の映画によく行っていたので、学校で「あれは、お前の彼女か?」と冷やかされていたことは前に書いた。そのヨシコの4ツ下にカズコがいた。私が高校1年ならカズコは小学6年生である。性格の好い少女だった。いつも笑顔だった。16歳の私が思ったのが、「この子はきっと好いお嫁さんになる」だった。

おもしろいこと、愉しいこと、うれしいこと、冗談(すぐにバレるウソ)、滑稽なこと、何かのいたずら…そういった話をする前に人は笑顔になる。しかし、そうでもない話、ごく普通の話をするときでも口許に笑いのある人がいる。「あれ、元気そうね」と言うだけでも、顔がほころびる人がいる。基本的に性格が好い。ゆったりとしている。おっとりとしている。少女的である。好いお嫁さんになる女性である。私はそういう女性を3人見て来た。3人しか出会わなかった。その1人が、隣家のカズコちゃんであり、一人は自分の妹であり、もう一人は10年先輩の方で故人である。妹のことは自慢話として以前書いた。先輩女性のことは、ブログの材料に置いてある。

いろいろな笑顔がある。その中でも私は、ちょっとしたときに笑顔で話しかける女性が大好きだ。どうしてあれほど自然な笑いが出来るのだろうか。基本は性格の好さであることはわかる。でも、もう1つの何かがある。サムシングがある。それが私にはまだわかっていない。