ボンヤリとしているのは好きだ。夏の海岸で砂浜に寝転び、ウィスキーを舐めながら、ボンヤリと冲のヨットをながめていると、退屈するということがない。 朝食を済ませ、新聞を読み、９時半過ぎからペダル踏み運動を60分間やるのだが、これには退屈しのぎが必要になる。株価が低迷しているからで、株が面白かった頃はテレビ（日経CNBC）の速報を観たり、証券会社と電話を往復したりで退屈どころではなかった。 最近はそれがないし、テレビのニュースも８時までに観終わっているから、娘が出勤前にセットしてくれたDVD(今日は、刑事コロンボ）を観る。 11時半過ぎには風呂に入る。3.11以来、習慣になった。 昼食を終えて、蒲団にごろ寝する。 昼寝をするのではないが、目を閉じるとボンヤリとした時間が流れる。 何も考えないというわけでもなく、手をアゴに触れてみて、そうだ髭を剃らなきゃと思ったりする。 電話が鳴る。証券会社の兄ちゃんがあれこれの解説を述べ、推奨銘柄を２ツ３ツ挙げる。 彼らも手数料稼ぎに必死だが、今は付き合えない。 午後から何かおもしろい（テレビの）見ものはないか。 新聞の案内欄を見て、横山秀夫サスペンスなんてのを発見すると、これで午後のヒマツブシができると思うことがある。 それもないときは、麻雀ゲームで頭と指先の老化防止に努める。 私の雀力は現在でもコンピュータと５分以上に戦える。 私のような老人を毎日が日曜日と言うのだろうが、とんでもない。土日こそ（競馬があるから）おもしろいのだ。 願わくばほかの５日間も退屈させないでもらいたい。何度でも繰り返して言う、まずは景気回復！だ。