森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

共存したいのは、「コロナ」よりも「野生動物」

2020-05-20 | DIY・ハンドメイド・クラフト
今、メディアでも盛んに言われ始めた「ウィルスとの共存」。
分かっていても、現実には目に見えないウィルスは私たちにとって「脅威」以外の何物でもない。
共存せずに済むのならそうしたい。

だけど、私たちは大昔から様々なウイルスとの闘いに勝利し、或いは共存してきた。
コロナももちろんそうだという。人と同様、生き残るために変異を繰り返してきたと。
そういえば何年も前から、高齢者の間で肺炎に罹ってしまった友人を見舞った人が同じ様に肺炎に
罹り、次々に亡くなるということが増えた。

お隣の人のお姉さんもその一人。とてもお元気で、いつも妹さんが住む隣家に大荷物を携えて遊び
に来られていたのに、70歳でお一人暮らしになったため介護施設に入ったところ、同室の方の肺炎
と同じ病状になり、あっという間に亡くなられたそうだ。友人のSさんのお父様もそうだった。
元気だったのに、肺炎になったご友人を見舞ってすぐに同じように亡くなったと聞いた。

もうずいぶん以前から、密かにじわじわとウィルスの脅威は私たちを脅かしていたのだと思う。

以前にも幾度かこちらで取り上げた「温暖化と未知のウイルス」に、密接につながりがあるという
ことを、
私たちはもっと真剣に考えなければと思う。もし今回のウィルスに治療薬ができたとしても、次々
新たなウィルスが登場するなら、この原因を無くすことの方により力を注がなければならないのは
明白。 経済も日常も破綻するような、こんな思いを毎年のようにしなければならないなんて嫌だ。

人間は自然破壊を繰り返してきた。今も地球温暖化に繋がる森林伐採を進め、野生動物の住処である
場所に人と家畜が入り込み、家畜に野生動物しか持たないウィルスを感染させ、変異させている。
また、温暖化により永久凍土が溶解しそこに閉じ込められている未知のウィルスが現れようとしてい
るという。

ウィルスと対峙する前に地球温暖化を食い止めなければ、人類の未来はないのでは?と思うのは素人
だからかもしれないが。野生動物に住処を返し、人はもっと謙虚になって共存しなければと思う。

さてこの新型コロナの影響の中で、先日のニュースで面白いデータが出ていた。
ここ半年ほどで、九州の大気汚染が劇的に改善したという。「大気汚染の一因となる窒素酸化物と
硫黄酸化物の比率が、今年4月は2010年以降の最高値に比べて10分の一程度だったことが確認され
た。これは1990年代の値よりも低かった」とのこと。恐らく九州だけの数値ではないと思う。
また、マイクロプラスティックの値も半減したという。

友人ともずいぶん前から話していた。「これはある意味、神が人類に与えた罰かもしれないね。
地球を汚染していた大国の大きな工場もストップしたお陰で、きっと空気は綺麗になるだろうしね」
・・・まさにその通りだったと、驚く。だけど、何の罪もない人々が亡くなるのは辛いし惨い。

どうか大国のトップには、WHOに対してとある国に忖度しているとかわめくのではなく、パリ
協定に批准しない自分の国にも非があることを認め、もっと大きな視点でこの災いに向き合って
欲しい☆

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