森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

とんだ濡れ衣;

2024-01-15 | 音楽
誕生日より少し前、1月5日の夜のこと。
私は入浴を終え髪を乾かし、いつものように就寝前に浴室の掃除をしていた。
その時、突然ドアを叩く音がした(チャイムは一階の人は悪戯防止のため付けていません)

深夜12時5分くらい前である。こんな時間に来客などあるはずもなく、怖かったので無視した
ら、再度また叩くので、仕方なくドア越しに「どなたですか」と尋ねた。
すると名を名乗りもせず、いきなり「お宅、カラオケしていますよね!」と強い口調の女性の
声がした。その声に聞き覚えがあった。以前こちらでも書いた3階に住むあの女性の声だった。

町内で私がカラオケに行くことを話したのは、左隣の奥さんと右一つ飛んだ隣の奥さんくらい
だし、こんな時間に確認に来ることでもないし・・と思ったが、ドアを開けて「どういうこと
ですか」と訊いた。すると、どうやら今、この時間に私が家でカラオケをしていると疑ったら
しい。

私は身に覚えもないし、カラオケの装置どころか、スマホで出来る「ポケカラ」のようなアプリ
さえ使ったことがないのだ。あまりに疑うので「どうして私なのですか?ご覧の通り、私はもう
寝る準備をしているんですが」と言ったが、それでもまだ疑ってくるので、「今そういう音が聞
こえるか上がって確かめてみてください!」と本当は家に入れたくもない人だったけど、疑いを
晴らしたくて、少し強い口調で言った。

「いやそれは・・」と、ややトーンダウンしたが、「でしたら私だという根拠はなんですか」と
問いかけると、「ある人から聴いているし、以前からそういう噂があるから」という。明らかに
それは悪意ある噂だと思ったので、それが誰なのか問い詰めると、それは言えないの一点張り。

確かに夏には就寝時間を過ぎても窓を開けた家から音楽やテレビの音、たまにカラオケ?と思わ
れる音が聞こえてくることはあった。「それって男性が主で女性の笑い声がたまに混じるあれで
すか?私は一人暮らしってご存じですよね」というと、例によって「だから~息子さんがお正月
で帰ってきて・・」と譲らない。

「息子はもう10年帰ってきてませんし、私、カラオケはカラオケ屋でしかしません!」と今度は
本当に心から腹を立てて言った。「たしかにお茶碗洗いながらとか、掃除機をかけながら鼻歌程度
は歌いますが、それもいけないんですか」というと、「いや、夜マイクでカラオケ歌うのが非常識」
という。

そりゃそう。小さな生活音は日中は大なり小なり集合住宅では聴こえてくる。それを言ったらきり
がない。しかし、こんな時間に何の根拠もなく人の家に苦情を言ってくるなんてと、この人こそ、
迷惑で非常識ではないかと。あれ以来、私は彼女に憎まれていても全然平気だったが、この5分程度
のやり取りに、いくら自分自身を宥めてもその夜はなかなか寝付けなかった。

翌日、班長さんの家を訪ねて昨夜の出来事を話したが、班長さんはそんな噂「聴いたことがない」
という。多分、あの女性は「妄想に取つかれているんよ」と。私も、彼女と唯一親しくしている左
隣の奥さんが、私がカラオケに行っていることを教え、それで私に違いないと思い込んだのかとも
ちょっと思っている・・・が、その後誕生日まで鼻歌さえ歌えなくなった。

そして結果がこれ↓ 体調のせいもあり比較的歌いやすそうな曲を選んだにもかかわらず、ロングト
ーンも息継ぎ箇所もメチャクチャだけど、記念に録ってみました。

500 Miles (PPM) 歌ってみました☆
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