森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

証人喚問は「茶番」?

2017-03-24 | 思い・つれづれ
昨日の国会での証人喚問に続き、今朝も「森友学園」への助成金や国有地払下げに関わる疑惑
についての質疑応答が、「参院予算委員会」の中で行われていた。
幾つかのニュースでは、これを茶番と評していた
こちらの記事に最後まで目を通すと、本当にこの国の影で暗躍する大きな力にゾッとするばかり。

私は籠池氏の、自分に便宜を図ってもらうために特定の政治家に媚びるという「人として恥ずべ
き行為」はもちろん嫌いだが、彼が自分の経営する幼稚園で「教育勅語」を推し進めていたことなど
を知りながら、首相夫人がそれを涙ながらに賞賛した事実を知り、与党の多くの議員が「右傾化して
いるのでは」という以前から危惧していたことに、残念ながら「確信」のようなものを持ってしまった。

※以前の記事「カティンの森を観て
      「左翼のクソって何?」 

籠池氏が資金不足を承知で学校設立に踏み切った経緯は、これを進めたバックにやはりいくつかの「組織」
の介在があり、彼らの「協力」を得られることに自信があったのは間違いないだろうと思う。
ここへ来て、「はしごを外された」「トカゲの尻尾きり」とまで発言したのは、愚かだけれど「裏切られた」
という気持ちから出たのだろう。

こちらの日記でも「日本最大の右派団体(日本会議)と安倍政権のただならぬ関係」と題したニュースへの
リンクをしていたのだけれど、今チェックしたらそのニュースそのものは消されている。(但し、私はその時の
ログを保存しているので、いつでも出せるけど)
「日本会議」には、籠池氏も所属していたということから、他のメンバーの顔触れを知る限り、巨額の
寄付の見込みに自信があったのも頷ける。 

今朝の国会では与党側の議員が「北朝鮮がまさに近隣諸国に脅威を与え始めた今、日本がこんな問題で
大騒ぎしているのは他国にとっても疑問だと思う」というような意見を述べた。

しかし、お隣の韓国では、トップが一個人と癒着し便宜を図ったことで大スキャンダルとなり、今まさ
に大統領を罷免したばかり。 今国会で取り上げている「特定の組織と首相との癒着疑惑」は、もしお
隣の国だったなら、「大問題」に他ならない。

もちろん我が国ではあのようなヒステリックともとれる反応は、決してしないだろうと思うし、それは
私自身、日本人として好きな部分ではあるけど、一方では「なんて物事を楽観視してしまう民族なのだ
ろう」と悲しくなることもある。
これがアメリカだったら、このような問題が露呈する前に、関与した証人の「暗殺」だってあるくらい
で、だからこそ「証人保護法」のような法律もあるくらいだし。
「臭いものに蓋」をしたい与党側の人の意見だとは言え、あまりにも世間知らず(笑)

双方の食い違いの真偽はともかく、このような大事な喚問で、昨日の冒頭に質問した「西田昌司氏」の
質問の仕方が不愉快極まりなかった。時々鼻で笑いながら質問する態度はどうみても人を見下げる態度
であり、世間にもよく居る「小物の嫌な上司」。
籠池氏は嫌いだけど、この場でこれをやる人は、もっと軽蔑する。

この記事を書く上で「ある法案」を検索すると、「危険思想」だとか「危険法案」と冠してあり、ああ
やはり世間の見方は健全なんだなぁと、よく目を凝らすと、それを反対する人や特定の野党を「危険」
呼ばわりしているものだった。
「検索上位」に上がることが「お金で操れる」とは聞いてはいたけれど、情報が思った以上に操作され
ている現状に唖然としてしまった・・・。

いつの間にか「落合恵子さん」など真っ当な意見を言う人たちが、お茶の間のテレビから姿を消してし
まったことも、それらの力の影響がないとは思えず。

特定の政党や団体とは一切関わる事のないこのような弱小ブログでしか「吠えられない」現状を(笑)
「未来を背負わねばならない若い方々」に「怖い」と思って欲しい。



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