うーん、久しぶりに「面白かったー」と思う映画に出会えた気がする。
先週、BSで放送された映画「プレステージ」。
この週の頭に娘から話題の「ライフ」を観に行こうと誘われても、全くその気に
なれず、「近頃は期待外ればかりだものなぁ」と、すっかり映画に興味をそそら
れることが無くなった私だったのに。
観終えて、どうしても謎の一部が腑に落ちずネット上のレビューを探してみたら
思いのほか不評だったり、解釈が私と違っていたり。
この作品、以前から少し気になりつつ観る機会を逸していたもので、久々に眠気
も吹き飛んで一気に観てしまったほど、私には面白かったんだけどな・・(笑)
最終的に「マジックの真髄とは観衆の驚きに満ちた顔を観ること」だということ
に、ヒュー・ジャックマン演じる主人公は気付いたのだろうか。まるでこのくだりは
「人を歓ばせる」ことに命を懸けたマイケルを思わせ、胸が痛い・・。
デヴィッド・ボウイ演じる科学者の「テスラ」が実在する人だということを、私
はこの方のレビューで知った。ネタバレはしたくないのでリンクだけさせて
いただくとして、私にはこちらの方の解釈が一番納得できる気がする。
私もボーデンは双子じゃないと思うし、一度だけ「テスラの装置」で・・ああ;
ネタバレかも;
テスラ役が「デヴィッド・ボウイに似てるけど頬がコケテないし、違うよね」
と思いながらラストのエンドロールを観て「やっぱり」と納得^^
これは彼に適役だし、キャストの知識がなくて反って楽しめたかも♪
(画像 真ん中の人)
それにしても不思議な映画で、伏線がいくつも仕掛けられてありラストまでマジ
ックのようで目が離せない。ラストも「オチ」と呼ぶような軽いものではないし
「ああ、あのセリフの意味はこれだったのか」という箇所が所々にあり、見事な
脚本だと思える。 私には大満足の作品☆多分、二女も好きそうー(笑)
(※ここまでは上記の日付ですが頭痛によりボツでした
以下は4月9日に追記したものです)
映画と言えば「ノーベル殺人事件」を観たことのある人には、最近騒がれている
STAP細胞問題が「小保方さん一人の捏造などではない」と思えるんじゃないかと。
殺害された女性が「女だから選考委員長に選ばれただけだ」というキーポイント
のひとつとなるセリフも、華やかな小保方さんがターゲットとされた理由と重な
ってしまう・・。
また、論文が発表される経緯のひとつがこちらにも書かれているけれど、
もしこれが独立行政法人の「理研」にも当てはまるとしたら、ひとつの細胞の研究
(映画ではES細胞)が大きな成果を上げた場合、特定の研究機関にもたらす利益
がどれだけ巨大なのかは測り知れないという映画の重要なカギとなる点とも重なり、
STAP細胞における捏造疑惑が、組織の利権や権力争いとも微妙に絡む問題である
ことはますます否定できないような気がしてくる。
今日午後から小保方さんの会見があるそうなのでそこがどうなのかワカルかも。
あぁでも私には複雑すぎて、ますます頭が痛くなりそう;