森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

わが家の母はビョーキです

2009-03-02 | 環境・健康
甥っ子に子供が生まれたので、先ほど姉の家に
お祝いを届けに行った。
その後役所に行く用事があったので、姉の家には
上がらなかったけれど、なぜか近くの本屋には
しっかり寄った(笑)

そこでパラパラとめくっただけの「わが家の母はビョーキです」
というタイトルのコミックエッセイ本。
買おうかと迷いつつ、急いでいたのでまたの機会にしようと
本屋を後にした。

統合失調症という難治の病気と闘う母娘の姿が、
解り易くコミカルに描かれていた。
しかも、ラスト(だけはしっかり読んだ)がとても良い終わり方
だった。

公的援助を受ける方法なども書かれてあり、コミックと
言えどもかなり重要なポイントを抑えていて、この病気と
付き合っている人たちにも、救われることが多いのではと思う。

最近は、心の病に苦しむ人や発達障害などに悩む人たちが多い。
私や子供たちの周囲にもいるので、珍しいことではない。
友人とよく「私たちだって今生まれてたら、発達障害って
診断されたかもしれないね」と笑いあう。

軽く考えようとか言っているのではなく、
ADHD・アスペルガーなどに当てはまる症状の一つや二つは
皆が持っていると思うからだ。

私などは「変わっているね~」と言われるのが日常茶飯事だった
けれど、昔はそれを個性だと片付けてくれたから、大して悩まずに
ここまで来れた気さえする。

今は様々な情報もあるので、急かしたりせずにじっくり
一緒に考えながら模索することも可能だ。
良い時代になったのかもしれないと思う反面、
周囲の人間が特別扱いしないかとやや心配になる。

誰も偉そうなことを言う権利などないし、
誰のせいでもないことなのだから、ただ受け止めて
一緒に考えることができたら良いかなと思う。
生き難さを感じる時は、どんな人にもあるのだから。
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