人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

山奥で触れた温かいおもてなし

2012年12月13日 | 
 丹沢の奥地で泊まったとある山小屋。

何となくホームページを見て、

直感で「どうせ泊まるならここに行こう」と決め、

辿り着いた。

山小屋を切り盛りするのは、

一人の女将さんだった。

汗だくになった衣類を着替えた。

冷えた身体をどうしようか悩んでいると、

目の前に『炬燵(こたつ)』があった。

早速中に入るとぬくぬくして気持ちいい。

そして、休んでいると常連客だろうか4人組のパーティーも到着して、

素早く着替えを済ませると炬燵に入り、持ってこられたウイスキーで乾杯が始まった。

「一緒に飲みませんか?」と声を掛けられ、ご馳走になった。

「ここの女将さん。ちょっと怖いけど、実はおもてなしが凄いんです!!」と教えてくれた。

確かに来て早々、私も早速私も何度か叱られている。

何のおもてなしなのだろうか?



いつの間にか炬燵の上には鍋が置かれ、

中にはおでん!!

どうも女将さんの

「サービス」のようだ。

おでんとウイスキーが、クタクタになった身体の一部にどんどん同化していく。

皆、知り合って30分もしないのに、見ず知らずの人々が

炬燵に入り、おでんとウイスキーを飲みながら、触れ合う。


突如、電気が消えた。

どうも溜めたエネルギーを使い過ぎたらしい。

停電はいつものことで、出番がやってきたかのように

「ランプ」



が不思議な明るさで、さらに場を盛り上げる。

5時に飲み始め、

いつの間にか消灯の8時半になっていた。

が、酔っ払った方は寝て、起きている人々は女将さんを交えて、

今の日本のこと、山のこと、など様々な話題で盛り上がった。

こんな山奥で日本を憂うとは思わなかった。

時計の針が10時になろうかという時に、お開きになった。

2階のふとんに案内されると、

あろうことかふかふかの布団だった。


通常、山小屋では清潔とは言い難い。

しかし、この山小屋は違った。

翌日に聞くと、

「天気のいい日は女将さん一人で布団を外に干している」

その言葉を聞いて、心が温かくなった。

確かに、山小屋内ではいくつかのルールがあり、

それに従わないと叱られる。

しかし、そのルールには、全ては宿泊された方が

快適に過してくれるためのものであり、

そこには愛が溢れている。



朝、きれいは日の出が姿を見せる。



ありがとう!!

おかわりを頂いて、たらふく食べた美味しい朝食に満足して、

山小屋を後にした。

ものすごいホスピタリティーの真髄を感じる

山小屋であった。



青ヶ岳山荘

また行きたいと思う!!




コメント
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