朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

日本は大丈夫か?

2011-06-03 09:53:42 | 21世紀
菅さんは辞めない
2011/06/03
 不信任案は否決されました。
 民主党存続の為、先延ばしで、言葉通りなら、原発冷温停止の来年まで今のままのようです。
 反対300対賛成150ですから、菅さん天下です。

 今「自主防衛を急げ!」日下公人・伊藤貫共著 を読んでいるのですが、その内容と現状が合っていて、さびしくなります。
 合奏とか協演のことを、コラボレーションと最近は呼びます。
 大戦後、敗戦国を2種類に分けて、キッシンジャーは考えているそうです。①占領軍に対して徹底的なゲリラ戦を実行する。 アルジェリア・ベトナム・アフガニスタン・レバノン・パレスチナ等
 ②目先の利益と安全を確保するため、占領軍に協力し服従するコラボレーショニスト国家――日本
 そして長期間コラボレーショニスト体制を続けた国は二つの問題を生じると重ねてキッシンジャーは言っているそうです。
① 国家がレジティマシー(正統性・legitimasy)を失う。
② 国家がモラール(士気、気概、競争心・morale)を失う。
その結果、国民は自国を戦勝国にペコペコする属国、卑怯者国家と感じとるようになり、こんな国のことを本気で考える必要はない。自分が出世して金持ちになればそれで十分だという考えになる。
 そうなった国は当然のことながら、13才の少女が近隣諸国のスパイに拉致されても、本気でファイトバックして、取り返そうとしない。

 国会を見ていて、何が正統か、規準は一切ない。気概もなく、自分に都合の良い期待を持って決断を伸ばす。そんな日本の姿を見て、キッシンジャーは思った通りだ、日本占領政策は成功だった。日本の牙は抜かれた。と思っていることでしょう。
 中国、韓国、北朝鮮、ロシヤ、彼らもドタバタ劇と将来の日本の没落を楽しんでみているようです。
 50年間の日教組教育の成果が、国会に良く表れています。輿石東の得意そうな笑顔、岡田幹事長を一言で黙らせる態度を見ていて、今の日本政治の根本精神は、日教組から来ています。輿石を総理大臣に据え、その方針を見極めて新しい体制、憲法廃止に進むのが、日本の歴史作りかもしれません。