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最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ニワトコフクレアブラムシ?

2012-11-19 23:49:42 | セミ・カメムシ

ニワトコフクレアブラムシ(ニワトコヒゲナガアブラムシ)?
2012年11月 新潟県

今日は久々に散策へ。とはいっても休憩時間の30分ほど近場の丘陵地へ行っただけ。
カメラだけ持ってぶらぶらしたがこれといったものは見られず…。その中で気になったのが本種。

鮮やかな朱色と黒い脚のコントラストがとても綺麗でした。

アブラムシはまったくわからないので少し調べてみたらニワトコフクレアブラムシではないかという結論に至ったが本当のところは不明です。
ニワトコの葉の裏に集団がいたのでおそらくこいつではないかと…
色彩変異にとみ、写真のような朱色のものや緑、白っぽいものまで見られる。

アオバハゴロモ

2012-10-30 23:59:00 | セミ・カメムシ

アオバハゴロモ Geisha distinctissima
2012年10月 新潟県

車の中で地図とにらめっこをしていたらいつの間にかフロントガラスに止まっていた。
存在は知っていたが、今まで見たことは無かった。場所によっては普通種で害虫とされることが多い。


淡い緑色が綺麗だが、ピンクの縁取りもとっても綺麗。

エゾゼミ(色彩変異など)

2012-01-25 10:00:00 | セミ・カメムシ
昨日のつづき昔の記事の続きでもあります。

まずは基本型。

昨日のものと同じですね…


var.nigrofasciatusと呼ばれるもの。
コエゾゼミのように前胸背外片の側方が黒くなる。細いものから太いもの、上下で繋がらないものなど変異も大きい。
「日本産セミ科図鑑」では基本型の範疇としている。


var.iwaoi、var.kobayashii、f.higumaiのうちのどれか。私は区別がはっきりわかりません
腹部の黄色部分は成熟してもそのまま。未熟な個体では腹部が黄色の事がありますが、時間が経てば黒くなります。


黄色部分がさらに発達した型。これも↑の型のどれかなんでしょうがわかりません…。
腹部の他に胸部にも黄色部分が発達している。


var.echigoと呼ばれるもの。通称エチゴエゾゼミ。
胸部、腹部共に黄色になったもの。前の記事ではf.echigoとしていたが、「日本産セミ科図鑑」ではvar.となっていた。
他のものではf.となってたりもするのでどちらが正しいのかは不明。

色彩の異常は遺伝するそうで、限られた地域でしか出現しない。

エゾゼミ(翅脈異常)

2012-01-24 18:58:58 | セミ・カメムシ
写真のストックが無いので、春のシーズンが来るまで標本写真が多くなりそうです

そんなわけで標本整理をしているのですが、その中で見つけたエゾゼミの翅脈異常を少し紹介したいと思います。

まずは異常がない普通のエゾゼミ。


右前翅の翅端室の中に余計な翅脈が出てきた個体。暗色紋があることに注目。


色彩異常かつ、左前翅の翅端室の中に余計な翅脈が出てきた個体。これも僅かに暗色紋がある。


翅脈が二股になった個体。


翅縁脈のところに短い翅脈が出てくる個体。これは左右両方の翅に見られる。


翅脈の向きがおかしい個体。左側が通常の翅脈で、右側は逆に入ってきている。


↑の個体と同一個体。左右で翅脈の数が違う。通常は7本なので、左右の翅ともに少しおかしい。


これらの異常は遺伝ではないのだろうが、一体どの過程で出てくるのだろうか?

オオトビサシガメ

2012-01-23 15:00:00 | セミ・カメムシ

オオトビサシガメ Isyndus obscurus
2011,11,1 宮城県

晩秋、越冬のために山小屋に集まっていた昆虫の内の一種。
他にはナミテントウ、カメノコテントウ、ツマジロカメムシなどが小屋の周りに集まってきていた。

エサキモンキツノカメムシ

2011-11-18 18:27:33 | セミ・カメムシ

エサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii 
2011,11,17 新潟県長岡市

背中のハートマーク(写ってませんけど)が特徴的なカメムシ。
そっくりな種類にモンキツノカメムシ[Sastragala scutellata]がいるが、こちらはハートマークではなく、逆三角模様。

ただ、まれにエサキモンキでも逆三角模様のものもおり、その場合は前胸背の色彩(エサキは茶、モンキは緑)やツノの長さ(エサキは短、モンキは長)などで見分ける。

エゾゼミ

2011-08-08 10:20:03 | セミ・カメムシ



エゾゼミ Lyristes japonicus
2011,8,8 山形県最上郡

夏に現れる大型のセミ。年によって個体数の変動が著しいが、今年はどうやら当たり年らしく、沢山の個体が鳴いている。

子供達は大きくて羽が透明なセミをクマゼミ[Cryptotympana facialis]と思っているらしく、「クマゼミを採った!」と持ってくる子供や、標本を見て「これってクマゼミでしょ?」と聞いてくる子供が非常に多い。
その都度、背中にマ○ドナルドの模様があるセミがエゾゼミだよと教えている

ヒグラシ

2011-08-06 10:07:48 | セミ・カメムシ

ヒグラシ Tanna japonensis
2011,8,6 山形県最上郡

早朝と夕方にカナカナカナ…と鳴くセミの仲間。
山道などを歩いていると地面に落ちていたり、低木に止まっているものが飛び出してきて驚くことも多い。

それにしても高いところにいるセミの構図って何かいいものは無いのでしょうか?全部同じにしか撮れない